江戸東京博物館




 江戸東京博物館に初めて訪れたのは、私が水戸から転勤して流山に住んでいた頃で、平成5年3月の開館ということなので、たぶん開館間もない頃だったように記憶している。江戸時代からの東京の街並みのジオラマが面白いと思い、そのうち行ってみようと思っていたが、平成最後の年になってしまった。行きそびれてしまったのは、一昨年から半年間改装工事で休館していたので忘れてしまったのだ。
今回機材はα7RⅡだったが、館内が暗すぎてISO6400でやっとという場面が多かったので、画質はたぶん期待できないと思う。暗い室内は、やはり6DMarkⅡに35mmf1.8で撮るべきだったようである。
今回は、たまたまSONYの50mmf1.8という撒き餌レンズも持参していたので、何枚かは撮ってみたが、噂にたがわずAFがスローかつ不確実なので、すぐ24-105mmに付け替えた。50mm単焦点というのは、一眼レフのレンズの原点であり、フィルム時代の最初はこの焦点距離の前後のレンズしか買えなかった。しかしながら単焦点一本で撮るならば、今はややワイドになるが35mmの方が使いやすい。
江戸東京博物館を出て、ついでに横網町公園に寄り、大江戸線で上野御徒町へ行ってヨドバシカメラであれこれいじっていたら、時間を浪費してしまい、動物園に入ってみようと思っていたのだが、歩き疲れたこともあって、いつもの上野公園散策だけでおしまいにして帰宅した。



江戸東京博物館常設展示のスタート地点は6Fだが、この日本橋は開館以来ずっとこのままのようである。


 

日本橋から5Fの中村座を撮るが、50mmだとこれだけしか入らない。


 

日本橋から中村座の反対側の朝野新聞社も、全体を入れるのは困難であった。



レンズを付け替えて、35mmあたりで新聞社は余裕で収まった。



中村座は正面からでは24mmでも収まらないので、こんな構図で何とか収めた。



江戸の街のジオラマ。絞り開放なのでf4でも中心付近しかピントが合わない。



こんな感じの江戸の街を、写真に収めてみたいと思っていた。



広めに写すと、ジオラマの外が写ってしまうので、範囲を狭めて撮るようにした。



江戸の街ともうひとつのジオラマである寛永の大名屋敷は、照明がスポットなので撮りにくく、
結局全体が写っているものだけアップすることにした。


 
順路を間違えて5Fに降りたので、東京ゾーンになってしまい、浅草の凌雲閣の前に出た。
先日、浅草をぶらついて凌雲閣のあった場所の記念碑を確認したばかりである。



浅草六区の電気館は、日本で初めての常設活動写真館だったそうだ。



市内一円と書いてあるので、これがタクシーの元祖であろう。



休憩ソファの背側の床に張られていたのは、私が知らない昔のすごろくだ。



昭和初期の庶民の家。ガスや水道も無く、便所や台所に電気が無い家も多かったそうだ。



モダン東京和洋折衷住宅。大正初期だが、現在の私の住まいよりはるかにモダンである。



空襲が本格化する前の、東京の下町地区の住居。まさに戦時下の暮らしである。



アメリカ本土攻撃のための風船爆弾の縮小模型。


 

いよいよ高度成長期。スバルの向こうにはダットサンがある。



高度成長期の東京ひばりが丘団地の一室。この時期に私の父もマイホームを建てた。



街頭テレビであるが、さすがに私の歳ではすでに無かったはず。我が家の初TVは私が6才の時だ。


 

1960年代の給食であるが、確かに私が小学生の頃はこんなだった。



ちなみにこちらは1990年代、私の息子が小学生の頃のメニューだ。差は一目瞭然。



自働電話ボックスに中学生が集まっていた。今の子供はダイヤル式の電話機の使い方を知らないらしい。


 
再び江戸に戻って、神田祭りの山車の復元。人形は何故か関羽である。



呉服問屋越後屋。のちに両替商として三井財閥の祖となる。



江戸の絵草紙屋の復元。ほかに錦絵や地図なども扱っていたそうだ。



江戸歌舞伎の代表的演目である「助六」の架空での場面。



江戸時代の両国橋西詰付近のジオラマ。隅田川には多くの屋形船が浮かんでいる。



神田祭りの神輿や山車のようす。人形が300体ほど配置されている。



江戸東京博物館の出入り口だが平日は閑散。横綱不在で終わった国技館もひっそり。



江戸東京博物館の屋外展示。浅草寺の旧本堂の一部だ。



ついでに寄ってみた東京都慰霊堂。こちらは正面から見たところ。


 

慰霊堂を裏手の西側から見たところ。まるでお城の天守閣のようだ。


 
上野東照宮唐門の一部分。何度も撮っているので、たまにはこんなのでもいいかなと。



東照宮の片隅にあった核廃絶を願う千羽鶴。


 50mm単焦点は、f8まで絞れば画質は実用的に充分のようであった。このレンズは、3年間使ったパナソニックのGM1という最軽量ミラーレスを下取りにして、差額7000円弱で購入した。GM1は、レンズキットで3万円ほどで購入し、2万円で売れたので充分元が取れたと思う。近所の公園へのお散歩用であったが、後継機はみなサイズが大きくなってしまい、α7RⅡとほとんど変わらないので、軽いレンズを付けたα7RⅡならお散歩用にもなるので、もはや何台ものカメラを所有する必要は無くなったという判断である。
本来ならば、CANON機材も処分したいところであるが、α7RⅡの最大のネックがRAWファイルの重さで、画像処理ソフトの動作が遅く難儀している。2600万画素の6DⅡの場合は問題なく動くので、少なくとも4240万画素機以上の高画素機はLightroomでの画像処理は厳しいという結論から、3000万画素前後のCANON機を使うという選択肢はまだ捨て去ることができないのが現状である。