夜景撮影の出発点は横浜




 例年だと11月は快晴の日が多く、一年を通して一番写真を撮るネタの多い時期のはずなのだが、今年の気象は相変わらず異常が続き、2日にゲートブリッジの夜景を撮って以来曇りや雨ばかりで、たまに晴れた時はつまらぬ私用で潰れてしまうこともあってしばらく撮影には出かけることができなかった。間に1日だけ秩父方面へドライブした日があったが、紅葉が例年にない色の悪さでがっかりしてほとんど撮らずに帰ってきてしまった。


その間、α7RⅡの活用を続けるに当たって、コンバーターでCANONの主に24-70mmを使ってみた感じなのだが、やはりAFが時々動作しない時があり、特に望遠側の50から70mmあたりで、仕方なく広角側でピントを合わせてロックし、そのままズームして望遠側でシャッターを切るということが何度かあった。SONYの純正レンズはNIKONやCANONと比べてもかなり高価なので保留状態にしていたのだが、現状もし1本だけレンズを購入するならと考えた結論は24-105mmf4であった。
ただ、価格は高いが性能はf4通しの標準ズームでは、MTF曲線で判断する限りナンバーワンであり、先々撮影分野を狭めていくことも考えると持っていて損はないだろうと判断して購入することにした。
ところが人気がありすぎて価格の安いネットショップはほとんど在庫が無かった。意外だったのは、ポイント制で実質的にはそこそこ安くなるものの、表向きの価格の高いビックカメラには在庫があって、いつもは店頭購入していたが店在庫の表示が無いのでネット注文して配達してもらった。ヨドバシなども同価格なのだが、在庫は無かった。私にとっては、ビックのポイントは、購入の際の付与の他に、クレジットがビックとJREのポイントがダブルで付与されるので、1回の購入で3回ポイント付与されることになり、同価格ならばビックが一番お得になるのであった。


で、秩父ドライブはそのレンズの試し撮りも兼ねていた訳だが、何と純正レンズでの中央部AFは、合焦の際に中央のエリア全体に真四角の表示が出るのに反して、コンバーターでの他社レンズの場合は中央部の合焦エリア全体でなく、小さい真四角が点々と表示されるという相違があったのである。純正を使うまではこれが当たり前だと思っていたものが覆されるということは、実にショックなことである。やはり最低1本は純正レンズを使用しておいて正解だった。ただ、多少の使いにくさはあっても、16-35mmなどはコンバーターを使ってでもCANONのレンズで済ませようと思う。どうしても追加でSONYのレンズを買うならば、CANONの機材をすべて売却しなければならないであろう。


11月20日火曜日、前日の予報では快晴のはずだったが、当日は晴れ時々曇りになっていた。結局横浜に行くことにしたのは、今まで新しい機材を購入すると必ず一度は横浜で夜景撮りを試してきたからだ。そもそも2012年2月に初めてのフルサイズ一眼レフ5DMarkⅡと24-105mmf4Lを購入した時、最初に夜景撮影に来たのが横浜であり、三脚を使ったのもこの時からであり、16:9の最大サイズに書き出した画像は、今でもそれなりに高画質でPCの4Kモニタの壁紙にしてもなかなかのものだと思う。数えてみたら手持ち夜景も含めて今回で12回目にもなるが、残しておきたい夜景はやはり横浜が一番だと思う。
さて、自宅を9時に出て、いつになく環八がスムーズだったので、いつものワールドポーターズには11時20分に到着した。コンビニパンの昼食ののちマリンタワーに向かい、ついでの共通チケットで久しぶりに氷川丸にも入場した。その後日本大通りでコーヒータイム、のちみなとみらいへ移動したが、歩き疲れて車の中でしばし休憩した。3時半頃ぶらぶら歩きながら大桟橋へ向かい、日没から撮影を始めて6時半頃にパーキングに戻った。いつものパターンで、セルフの中華で夕飯。歩き疲れてもう撮影の気力が無くなり、7時に横浜を発ち9時には帰宅できた。

なお、今回はなるべく今までアップした画像とは違う構図のものを選ぶようにした。但し、夜景に関しては、撮影ポイントが限られているので、いつもの構図にならざるをえないことをご了承いただきたい。




ワールドポーターズ駐車場からの汽車道方面。北仲通地区は高層建築のラッシュで様相がすっかり変わってしまった。


 

いつもは橋の上から撮る万国橋を、北仲通の運河沿い遊歩道から眺めてみた。



同じく対岸の遊歩道から汽車道の鉄橋のひとつを眺めてみた。



北仲通に新しくできた、ノートルダムみなとみらいというブライダルホールとランドマークタワーを並べてみる。


 

マリンタワーからの大黒町方面。はるかかなたにスカイツリーがかすかに写っている。




マリンタワー直下にある横浜人形の家。入ってみたいが生憎人形には興味が無くて、一度も入ったことが無い。


 

右の青い建物で石川町方面だと分かる。左端に外交官の家とブラフ18番館がチラッと見えている。



赤レンガ倉庫を真ん中にして見たエリア。臨港エリアもまだ高層ビルの建築が続いているようだ。



山下公園の東端エリアは、上に世界の広場、左には石のステージがある。



樹木に覆われているが港の見える丘公園方面で、大佛次郎記念館や111番館は見えているが、イギリス館は見えない。



関内方面で、見えないが左に横浜球場があり、後方の山々は大山や丹沢であろう。


 

ごちゃごちゃして分かりにくいが、元町・山手方面である。左に百段公園、その後方に山手教会の尖塔の先端だけが見える。



山下公園の水の守護神のいる噴水池エリア。ジオラマ仕上げにしてみると面白いかもしれない。


 

観光船乗り場。上は氷川丸、下はマリーンシャトルなどの発着場だ。



ここから氷川丸までPLフィルターを使ってみた。本牧埠頭の重機群のはるか後方の山々は房総半島だ。



マリンタワーからの最後は、ランドマークタワーを真ん中にした眺め。ワイド画像は反射光写り込みのためボツにした。



氷川丸からだと大桟橋の先端が近くに見える。


 
氷川丸の脇にある灯台はオブジェかと思っていたが、「横浜港旧白灯台」というパネルがあるから本物なのだろう。



氷川丸船首からの眺め。マリーンルージュが入港してきた。



氷川丸の出口フロアに飾ってあったイラスト。



運河を走っていた水陸両用バス。エサを投げているのか、ユリカモメがまとわりついている。



陽が傾き始めたので大桟橋へ向かう。新港中央広場からの赤レンガ倉庫2号館。



ブルーブルーの店先に入り込んで、図々しく撮影する恥知らずなジジババ集団がいた。中国人か。



入港したロイヤルウイングの屋根に、早くもサンタクロースの人形が飾られていた。



いつも夕陽がみなとみらいの西に沈むのだが、なかなかきれいな夕焼けを撮るのが難しい。



17時近くなってようやく灯りがついてきた。右下にあるMARINE WALKは赤レンガ倉庫の北にできたショッピングモールだ。



大桟橋ホールの正面入口のようす。まだここから入ったことは無い。



山下公園側は氷川丸とマリンタワーのライトアップが望める。



大桟橋埠頭ビル方面の眺望。このビルの緑色のライトアップがユニークで映える。



大桟橋からの最後はいつもの定番構図。このサイズだと画質は今までと変わらないように見えるだろう。




象の鼻の先端からの眺め。少し角度が違うが大桟橋からと変わらない感じ。



上と同じ場所からの反対側。街灯の光芒がきれいに写る撮影ポイントである。



象の鼻からは、停泊していた海上保安庁の巡視船「あきつしま」が見えた。



ここは私のお気に入りポイントで毎回撮っている。ベンチで若い女性が何か食べているのも写ってしまった。



こちらは象の鼻テラス前に並ぶパネル。紫色の時に撮りたいのだが、撮れたのは一度だけである。



旧横浜港駅プラットホーム跡から見る赤レンガ倉庫もいいのだが、手前の植え込みが邪魔になっている。



ちょっと寂しそうではあるが、ここが新しくできたMARINE WALKで、反対の海側のテラスの眺めがいいようだ。



ラストはサークルウォークからの赤レンガ倉庫2号館。中庭は現在イベント準備の工事中である。


 今回の夜景は、タイトルにした割には狭いエリアの撮影で、同じようなものが多くて重複するため枚数は少なめになった。
思えば、初めて夜景を撮りに来た時のレンズも24-105mmf4であったが、これがとんでもないクソレンズで、Lレンズとは名ばかりの欠陥品であった。問題点は周辺減光が異常に強い現象で、これは周辺の解像力の低さも関係している。
画像処理ソフトをLightroomにしてからは補正できるようになったが、DPPしか無かった時は補正できなかったので、CANONに乗り込んで現品交換までやったものの、結局全く同じ現象が現れるので1年半ほど使って売却した。
このレンズは、2016年にリニューアル品のⅡ型が発売されているが、重さが795gにもなったにもかかわらず、広角端の解像度はあまり良くない。そして、今年10月にはミラーレス用のRマウントでも発売されたが、やはり700gと重くしかも広角端の解像度が少し良くなったが、まだSONYには及ばないという状況である。レンズの性能は、MTF曲線だけではないが、それ以外に素人が判断できる手段が無いのだから仕方ない。
この状況に私は心底落胆してしまった。SONYもNIKONも価格はバカ高いが、常用レンズの性能には優れたものがある。しかしながら、CANONは24-70mmf2.8LⅡだけはいいが重いので除外するとして、私の常用レンズ24-70mmf4Lも広角端は弱く、改良品は出る気配がない。結論として、CANONには満足できる常用レンズは無いということになる。
ここで言う常用レンズとは、私の勝手な定義で、カメラに付けっぱなしにしておいても普段使いには用の足りるレンズということである。ついでに言うと、NIKONの優れたレンズとは、新しいZマウントの24-70mmf4のことで、それ以外はf2.8を除いてCANONよりも良くない。NIKONもCANONも、フルサイズで一番多く使用する可能性、もしくは上位レベルでの一番よく売れるレンズに関しては、中途半端に妥協していると、知らぬ間に他社に乗り換えられてしまうかもしれないと思う。
ただ、残念ながらここにアップしているサイズで比較する限り、レンズの優劣など絶対に分からない。多少の差があっても、日本のレンズ性能は一定の基準以上のものが多いから、PC画面いっぱいくらいで見ないと判断できないだろう。
私も普通ならば、こんなに細かく性能比較などしなかったのだろうが、NIKON D300の油漏れやCANONのクソレンズのトラブルで、上位2社に信頼がおけなくなってしまったことで、現在のように疑い深くなった。まるでこの2社は、不良品を踏み台にして技術を磨いてのし上がってきた企業だと思うのだ。高額な商品なのに、通常は製品を交換するという手段は使わない。経費がかかるからだ。
私のいた業界では、原価が100円のものでも、不良品等のトラブルが発生した場合、何万円もの経費をかけて処理をすることがよくあった。トラブルというのは、売価相当の製品交換程度でも済まない場合もあることを知っておいてもらいたいものだ。

今回は言いたい放題言って、すっきりしたところで記事を終了することにする。