バラの季節の横浜を歩く




 5月11日金曜日、天気は晴れの予報。しばらく天気が悪かったので、どこかに行くとすればこの日しか無かった。
方面はまた横浜である。昨日が誕生日だったので、前後の日を入れて3日間はワールドポーターズのパーキングが無料になるのだ。何ともせこいことだが、最低でも一日上限1000円の横浜の駐車場がタダになるのは、気分的にすごく得した感じがするのだ。レストラン街の割引やサービスもあるし、意外なことに、次回分の駐車場無料券もくれた。


但し、ワールドポーターズは至近の馬車道駅まで500mほどあるので、私の場合、必要な機材だけ持っていって、途中で戻って機材を持ち替えてまた出かけたりするので、必然的にかなりの距離を歩くことになってしまう。今回は坂の多い山手を歩いた後、ランドマークタワーにも行ったので、1万7千歩ほど歩いていささか疲れてしまった。
横浜にはもう何度も来ているが、なるべく歩いたことのないところを開拓すべく、今回は高田坂を登ってみた。ランドマークタワーのスカイガーデンは2回目だが、前回はまだデジカメも持っていない時だったので、たぶん20年くらい前だったと思う。したがってここからの撮影は初めてで、以前から来たいと思っていたが、シルバー割引になる歳になって、やっと実現できたという訳である。


意外だったのは、スカイガーデンは三脚持ち込み可であった。ただ、三脚を据えてもガラス窓の下は50cm手前までカウンター状になっているので、そこから調節してガラス面までレンズを伸ばすのは至難の技に思えた。事実、三脚撮影している人は、ガラス面より30cm以上手前から撮っており、しかも室内照明の写り込みを防止するフード等は使用していなかった。暗くなった頃には三脚を立てていた人たちは誰もいなくなっていた。やっぱりと思った次第である。


 
山手の坂はどこを登っても同じなのだが、高田坂の階段は見るからにきつそうだった。



坂を登り詰めると横浜百段公園があった。いくつもの石柱が立っているが、何かの遺跡ではないようだ。
この高台の真下に元町のパーキングがあり、以前下から見上げた写真をアップしていた。



山手の斜面に建つ民家は、こんな風に鉄の階段を設置しないと、出入り不能という立地もあって意外に不便だ。



願西寺という真宗大谷派寺院。見たところどこにも墓地が無く、建物はこれだけ。実に珍しい寺だ。



外交官の家に到着。紫色の丸い花はアリウム・ギガンチウムというらしい。



何の装飾も無いサンルームもあっさりしていていいもんだ。


 
定番構図になってしまうが、ルピナスが終わりかけなので、あえて撮っておいた。



なるべく変わった構図と思ったが、ツツジ(?)がもうしわしわ状態なのが残念。


 
ブラフ18番館前のニオイバンマツリ。横浜ではよく見かけるが寒さには弱い花だ。



ブラフ18番館だけ、母の日装飾があった。こちらはダイニングルームの風景。



丸テーブルのようす。父の日の装飾は無いだろう。「花と器のハーモニー」と被る日程だし。



2階の応接には早くも百合が活けられていた。来月のイベントの主役である。


 

廊下にあるテーブルには、一輪でも目立つバラが置かれてあった。



ダイニングルームのチェスト上のバラの花。こういう装飾は逃さず撮ってしまう。



ところ変わってベーリック・ホールのダイニング。菖蒲の葉のようだ。


 
山手資料館裏手の風景。ベンツなら撮らないが、ワーゲンなら許せる。(^-^;



定番側の山手資料館。何か外交官の家のアングルと同じになったようだ。


 
岩崎博物館のバラ。下で作業していたので必然的にこんな構図となった。



港の見える丘公園に到着。とりあえず入口から大佛次郎記念館方面を見る。


 
同世代の婆さんが大半なのだが、たまに若い女性も。美人かどうかは期待しない方がいい。



バラのトンネル入り口。空に向かって咲くバラに力強さを感じる。


 
バラのトンネル内部。人気があるようで人と犬で渋滞中。



噴水の周りがいつにも増して華やかだ。



ここでは少ないオレンジ色のバラのあるエリアがあった。


 
ツツジ越しのベイブリッジを撮ろうとしたら、左を爆乳ミニスカおばさんの通るのが見えた。(^-^;



ローズガーデンのあずまやの屋根も、今の時期ならではの賑わいだ。



イギリス館はダイニングルームのみ、極めて質素な装飾が施されていた。



こちらは111番館のホール。何も無いのでピアノの存在感が増す。



111番館のバラ越しに噴水とイギリス館を望む。



111番館前のオレンジのバラ。やはりバラには西洋館がよく似合う。



111番館の庭のニオイバンマツリ。こういう大きな拡がりの木は私の地元では見られない。



ブラシの木(キンポウジュ)が今年もまた咲いていた。



最後にバラと言えば赤くてこの巻き方というのを撮って、これにてローズガーデンを去りカフェに移動。



久々にランドマークタワーのスカイガーデンにやってきた。時刻は18時27分、海側の眺望。


 

コスモクロック21付近に少し拡大。時刻表示は画像の方が正確でカメラ側は少し進んでいる。



日没直後の横浜駅方面。灯りが少なくパッとしない。



タワー北側直下のMARK IS(マークイズ)を見下ろす。ここも複合商業ビルである。



こちらは南西側で、JR桜木町駅から野毛の繁華街が見渡せる。



南側直下は日本丸や汽車道が見える。



ベイブリッジの眺め。時刻は18時42分、70mmf4開放、ISO1600でやっとである。
100-400mmもあるが開放f6.3なので無理だと思い、車の中に置いたまま出番は無かった。



北東側の臨港パークから東神奈川方面の眺望。


 
18時57分、遊園地も色とりどりの灯りが目立って夜景らしくなってきた。



19時2分、ISO3200にした。f4開放レンズではこれが手持ちの限界だと思う。



横浜駅方面も、とりあえずこんな感じが限界。一応フルHDサイズに耐えられることが基準である。



桜木町から関内方面。真ん中の明るいのは横浜球場だ。もうヤクルト戦の試合が始まっているだろう。



19時14分、35mm単焦点で、シャッター優先1/30秒でf2.5になった。(以降すべて同条件)


 

臨港パーク方面は、先ほどよりも遠くの灯りが写るようになったが、その分暗さは低下した。



19時15分、ランドマークの最後は大桟橋方面。f1.8開放なのでもう限界。画質は拡大するとボロが出る感じ。



ランドマークタワーを降り、桜木町への通路から帆船日本丸を眺める。単焦点35mmなので全体は入らず。



遊園地の乗り物からの叫び声に反応して、1/60秒で撮ってみた。動いているのにあまりブレない。


 

こっちは高速回転中なのでブレているが、見ているだけで怖くなる乗り物だ。


 
コスモクロック21が何色もの色に変化しているので、思わず立ち止まって10コマ以上撮ったうちの1枚。


 
このコスモクロック21は、本体の骨組みはもちろん、ゴンドラ自体も何色にも光るようになっているのに感動した。



運河の水路を賑やかな照明の遊覧船が通過していった。夜景撮りもそろそろお開きである。


 念のために三脚も車には積んでいったが、結局すべて手持ちで撮影したので出番は無かった。でも、手持ちで273mの高さからの夜景が撮れるのはスゴイことだと思う。つくづくフルサイズデジカメの撮像素子と画像処理エンジンの進化を再認識せざるを得ない。これはいきなりフルサイズから写真を始めた人には、たぶん分からないことだと思う。
レンズの方も、カメラの進化に合わせてずいぶん良くなってきてはいるが、特にサードパーティ製の技術の進化はめざましいものがあると思う。いずれは高額な純正品が淘汰されてしまうのではないかと思うくらいである。
最近は、年金生活者でもあり、歳のせいもあって、どんなに性能が良くても重い一眼レフやレンズの新製品にはとんと興味が無くなってきた。今所有しているカメラと5本のレンズでほとんど賄えるので、気力・体力の続く限り写真趣味を続けられれば幸いと思うばかりである。