花咲く横浜を歩く




 4月10日天気は晴れ、桜の末期に花粉症で外出しなくなったため、前日久しぶりに公園を散歩してみたら、桜はもちろん、チューリップなどももう枯れ始めていた。この時期花が次から次へと移り変わっていくので、1週間も引きこもっていると、公園も風景が一変してしまうのだ。
昨年の今頃の横浜は、都市緑化フェアで街のあちこちで色とりどりの花々を見ることができた。今年はどうかなと調べてみると、今年はガーデンネックレスと称するリーディングプロジェクトが実施されている様子。いつもの決まったエリアの街歩きでも、花があるのと無いのとでは風景がまるで違ってくる。ということで、風も気温もそこそこという条件もあって絶好の街歩き日和なのであった。


予定より2本早い7時57分発の湘南新宿ラインに乗った。通勤ラッシュの時間だが、湘南新宿ラインは一番前、上野・東京ラインなら一番後ろに乗ると、そこそこ空間もあって文庫本を読むくらいのゆとりがあるのがうれしい。運が良ければ新宿か新橋あたりで座れることもある。それはいいのだが、池袋に到着した後、埼京線の人身事故の影響でこちらも止まってしまい、新宿を抜けるまでのろのろ運転が続いたせいで10分程度遅れてしまった。湘南新宿ライン経由だと、それでなくても上野・東京ラインよりも5分ちょっと横浜までの所要時間が遅いので、予定していた10分後の上野・東京ラインに乗った方が早く横浜に着いたかもしれない。


今回は、桜木町から汽車道沿い、赤レンガ倉庫、山下公園、港の見える丘公園、元町公園を通って石川町から帰途についたのだが、問題は帰りに発生した。当初は横浜から湘南新宿ラインか上野・東京ラインに乗るつもりだったが、石川町で乗った京浜東北線が大宮行きで座れたので、のんびり本でも読んでいこうと思い、少し眠気も催してきて東京駅に到着した時、宇都宮線の王子-東十条間の踏切で人身事故が発生したため、その場所を通る京浜東北線、高崎線、宇都宮線、湘南新宿ラインは両方向とも運転見合わせになってしまった。大宮までのJRでの唯一可能な路線は埼京線だけなので、不安を抱きつつ山手線で池袋へ行ってみたら、案の定埼京線ホームは身動きできないほどの混雑で、やむなくJRの改札を出ることにした。その際、駅員には振り替えと称して石川町から乗車したスイカのデータを抹消してもらった。
さて、どうしたものかと思案しながら、とりあえず東武東上線に乗り、朝霞台で武蔵野線の北朝霞に乗り換えた。川越まで行って埼京線に乗り換え、日進で降りて宮原の駐輪場まで歩こうかとも思ったが、北朝霞から2駅で武蔵浦和で埼京線に乗り換えられるのでこちらを選んだ。ところが埼京線は今朝の人身事故の影響がまだ尾を引いていて10分遅れ、結局20分ほど待ってやっと乗車出来、やっと大宮に到着できたのはすでに16時近くなっていて、石川町13時5分発に乗ったのだから、すでに3時間近くかかってしまった訳である。それに加えて、高崎線は宇都宮線が2本来たあと回送電車が来て、その後になったので宮原に着いたのは16時20分頃となった。
首都圏の交通網だから、色々と選択肢はあるのだが、1カ所問題が発生しただけでかなりの広範囲に不具合が拡がることを実体験することになった。7年前のような大地震などが発生した時に、横浜や鎌倉とかの遠い場所にいたら一体どうなることかと、改めて恐怖を憶えた日になった。


 
汽車道の鉄橋に、何か記念のプレートみたいなのがあるのを発見。



ワールドポーターズ前の花壇。真ん中には三角形のようなオブジェが建っている。



このルートでは、ワンパータンでいつもこのナビオス前の花壇を撮っている。



個人的に好きなワールドポーターズの壁面と案内板。



赤レンガ倉庫手前のエリアは新港中央広場というらしい。ガーデンネックレスみなとエリアのスタートだ。



広場に何も無い赤レンガ倉庫は珍しい。この広さは貴重だ。



赤レンガ倉庫では、特設のフラワーガーデンが4月22日まで催されている。



今回はこのフラワーガーデンを期待していたのだが、それほどの規模でもなくちょっとがっかり。


 
幼稚園児の集団がやってきたので、自分の意志とは関係なく画面に収まった。



初めて1号館1階を見学。これはリニュアル10周年記念のフェイク・バースデイケーキである。



1号館はまだ未使用空間があるが、床にガラス張りの展示物があって、上を歩くのにびびった。


 
1号館の南側に出たところに、日本最古の業務用エレベータが展示保存されていた。



横浜税関はクイーンの塔以外は改装中の様子。



花壇造成中で入れなかったが、このガラスの床下には転車台が展示されているようだ。



紫色のワゴンカーは、隣の建物とともにベーカリー・カフェであることを初めて知った。



大桟橋に至る道路を渡りながら、警察署があるのに道の真ん中で大桟橋方面を撮る物好き爺い。



開港広場前で見かけたあかいくつバス。以前乗ったが、乗り心地はふつうのバスと変わらなかった。


 
山下公園到着。少しくたびれたチューリップ越しにインド水塔、大桟橋ビルを眺める。



いつもGWの頃に来ていたが、今年は少し早いのでチューリップを撮ることができた。



毎回ワンパターンで氷川丸バックに撮っているが、チューリップはたぶん初めてだ。



赤い靴はいてた女の子像付近は花が少なくて、結局いつもと同じ構図になった。



ルピナス越しにまた氷川丸。私の住んでいるところではあまりルピナスは見かけないのだ。


 
花壇越しの大桟橋。赤レンガ側からは見えなかったが、帆船が停泊している。



毎年こんな感じの花壇がつくられる山下公園。こんな公園はめったにない。



サンディエゴ市から贈られたという、水の守護神像のある噴水池の周りも花がいっぱいだ。



中国人の団体客がユリカモメに餌をやっている。



かと思えば、日本人の婆さんも負けずに餌をやっていた。


 
これはパンジーだろうか、氷川丸前ではこの青紫色だけがびっしりと植えられていた。



山下公園を離れ、斜面を昇ってフランス山に来た。ここにもルピナスなどの花壇がいくつもできていた。



愛の母子像は、アメリカ軍機の墜落の犠牲になった母子を慰霊したものだと初めて知った。



港の見える丘公園のガーデンベアのいる花壇。このクマは山下公園にもあった。



港の見える丘公園の沈床花壇の花。芝桜に似ているが、こんな赤くはないだろう。



沈床花壇の噴水から大佛次郎記念館を眺める。



噴水池の反対側からの眺め。


 
イギリス館裏手の庭園は、花が少なくてバラが咲くまではシーズン・オフのようだ。



もう少しするとこの場所にバラが咲き、その後はアジサイも咲き出す。



イングリッシュ・ローズガーデンはけっこう色々な花が咲いているが、名前がほとんど分からない。



ジャーマン・アイリスはこの色だけのようだった。でも白いのは今年初見だ。


 
通ったついでに山手十番館を撮る。



こちらも通ったついでの山手資料館。赤いのはツバキであろうか。



初めて立ち寄った元町公園。何にも無いけど静かでいいところだ。



元町公園プールの管理棟。ジェラールのレンガ工場があった場所らしい。明治の頃の話だ。



ジェラール水屋敷の地下貯水槽。こんな史跡もあったのにびっくり。


 元町公園に寄るため山手の坂を下りてしまったら、途端に街歩きの意欲が無くなってしまい、そのまま石川町駅に直行となった。当初の予定より1時間以上早い、まだ午後1時だったが、1時間遅ければ電車がちゃんと動いていたかどうかは分からない。また、横浜で乗り換えていたら、事故現場よりも先に行っていたか、これも微妙である。
車でも事故渋滞は予測がつかずに発生し、数時間ロスすることもあるから、電車でも車でも同じだなと思う。
まあいずれにしても、桜が終わり、次の花が咲く横浜の街歩きだけは予定通りできたから良しとしよう。