王子から谷中・上野公園を歩く




 3月のうちに散ってしまいそうな桜を撮っておこうと、3月30日にでかけてみた。前日から鼻づまりがあって、どうも不安なので鼻炎の薬を服用しておいたが、高崎線の車中で鼻水が出始め、赤羽乗り換えで王子駅で降りた時は、ポケットティッシュを1個使っていた。音無親水公園から飛鳥山公園を歩き、上中里から電車移動で日暮里で降りた。
久しぶりに谷中を歩いたが、その間も鼻水は止まらず、ティッシュの消耗を防ぐため、人がいないことを確かめて手鼻をかんでいたほどだ。そのまままっすぐ上野公園に入り、ほとんどどこも見ることなく上野駅から電車に乗って帰宅した。皮肉なことに、電車に乗ったとたん鼻水が止まった。


当初の予定では、上野公園を散策する前に、鶯谷の旧陸奥宗光邸を撮り、その後浅草と隅田川付近の桜を撮るつもりであったが、花粉症の症状が出てしまってはギブ・アップである。思えば、6年前まで何十年もひどい目にあっていたスギ花粉症が突然直ってしまい、しばらく春の花粉症を忘れていたのだが、この時期はもうスギではなくヒノキ科の花粉でアレルギーを起こしたと思われ、私の場合は一度発症すると、その後花粉を吸わなくても症状が長引く体質なので、明日から厳重に予防策をとりたいと思う。なので、今年の桜撮影はもうこの日で終わりになるだろう。


 
王子駅近くの音無親水公園の桜が派手に吹き溜まっていた。



昨年は4月4日に来たが、満開の一歩手前だった。なかなかタイミングが難しい。


 

こうして見ると、桜もまだまだ散らずにがんばっているように見える。



飛鳥山公園に登るのに駅前の歩道橋に上がったら、私が乗ってきた電車と反対のと両方停車して動かなかった。



いつものように都電の王子駅にもちょっと寄っていく。都電のデザインも随分派手になった。


 
飛鳥山公園の北側のエンドは、いつも花壇が様々な花でにぎわっている。



こらも随分早く桜が散りはじめたようで、もうすぐ地面が真っ白になることだろう。



飛鳥山の児童公園には、都電とSLの両方が展示されている。



高台の飛鳥山からは新幹線が良く見える。手前の桜はいつもしょぼいが。



飛鳥山公園南側の老木たちは、まだまだ花を散らさずがんばっている。


 

青淵文庫の芝生にも飛んできた桜の花びらが一面に拡がっている。



こちらは晩香廬の玄関の部分。今回も内部の見学はパス。



晩香廬と庭園の渋沢栄一像。



飛鳥山公園から出て、渋沢像の裏手になる駐車場に、まだボリュームのある枝垂れとソメイヨシノがあった。



上中里へ抜ける途中にある七社神社。裏手に少しだけ桜が咲いている。



日暮里へ移動。駅前の本行寺の入口の桜がきれいだった。


 
谷中の路地は久しぶりなので、初音小路もちょっと覗いてみた。


 
朝倉彫塑館のエントランス。私はこういう彫像は苦手だ。



いつ以来だか、久々の観音寺築地塀の路地を歩く。



ここから以前とは別のルートで、花のある寺を見ながら歩く。



団子坂の通りに出た。浅草同様谷中でも多くの外国人観光客が訪れている。



桜の咲いているお寺が少ないので、たまにこういうお寺があるとうれしい。ここは大泉寺だ。



家の壁などではよく見かけるが、塀を這うツタは珍しい。



谷中のお寺が集中している三叉路に挟まれて建つ、みかどパンの店とヒマラヤスギ。
私が見た映画にもよく出てきた場所で、谷中のシンボル的存在になっている。



みかどパン店の裏手。どういう構造の家なのか分からない。ヒマラヤスギも影響しているのか。



お寺っぽくない妙泉寺。入口にあるのは「貧乏が去る像」だとか。貯金箱も販売しているらしい。



一瞬、何だここは!!と思ったが、ルネ・上野桜木というマンションなのであった。奇抜なエントランスだ。



東京芸大の桜はもうほとんど散ってしまっていた。



旧京成博物館・動物園駅跡付近にまだ少し花の残った桜があった。



芸大側からの上野公園入口にあった案内オブジェ。こんなものがあるのは知らなかった。



散策路の日陰になったところでは、もうシャガが咲き始めていた。



桜は散りかけでも、花見客の絶えないのが上野公園だ。



鼻水が止まらず、もう写真撮影も動物園前あたりで限界。少し早いが撤退することにした。



東京文化会館前には、写真の黎明期の肖像写真が展示されていた。ちなみに、左端は明治天皇である。


 今年の3月は、いつになくあれこれ写真を撮ることができた。2月に風邪を引いてしばらく外出できなかった反動もあったが、天気のいい日が続き、桜の開花が早かったこともあると思う。4月から5月にかけても、暑くて撮り歩きしにくい温度になるまでは、まだ写真の撮れる季節なので、またあれこれ撮り続けていきたいと思っている。