新宿御苑散策




 毎年1月になると、寒いのと花が咲いていないこともあって、街歩きをしなくなり、鳥かヒコーキばかり撮る毎日になってしまっていた。今年も全く同様のパターンをたどってはいるのだが、年明け早々望遠レンズをタムロンの100-400mmに変え、同じ焦点距離の純正品は売却した。重量が435g軽くなり、ボディと合わせて1.8kgと700gも軽くなったことで、散歩ついでの鳥撮りは随分楽になった。純正の望遠はAFも鋭く画質も申し分なかったが、どんなに優れた機材でも、使う人間が老化しているので、体に悪影響のない状況でなければ使いこなせないのだ。
私が純正品を購入した時には、まだ同じ焦点域のサードパーティ製品は無かった。今はシグマとタムロンが純正の3分の1以下の価格で販売されている。さすがに純正品の性能には及ばないが、価格の割には優れたレンズだと思う。

で、毎日鳥ばかりだったので、たまに花も撮りたいと思い、以前訪れた時入らなかった新宿御苑の大温室をターゲットとすることにした。ただ、天気がいいとはいえ、厳寒の1月11日の外気から温室に入ると、上着もカーディガンも脱いでいたのに、暑くて全身汗びっしょりで、外に出たら汗が冷えて気持ち悪かったので、園内を歩きながら体熱で乾かすようにしたが、下手をすると風邪を引くので要注意だ。


温室内の花などをいろいろ撮ることはできたが、花の名前までは確認しておかなかったら、備え付けのパンフレットに載っている花の種類は皆無で、全然違うものばかりであった。わずか200円の入場料でも一応有料なのだから、パンフレット類はこまめに更新するか、経費がかかるようならホームページで紹介してほしいもんだと思った。



いきなり温室からスタート。主に熱帯植物だが、紫の葉の植物はいかにも熱帯らしい。



名前は分からないが、赤い花は鮮やかでいい。



アイリスの一種だと思うが、ジャーマンやダッチ衆りも花が大きかった。



日本では見たこともない妙な感じの花ばかりだ。



これはレモンである。私たちが口にしているものとはちょっとカタチが違っている。



春先にはこれと似た感じの花を公園で見るが、色はこれほど派手ではない。



熱帯地方の何かの葉っぱ。葉脈が甲骨文字みたいで面白い。



空中に浮いているように見えるが、実は水に浮いているのだ。


 
パンフには「アカバナナ」が載っていたが、実際のこれは「サンジャクバナナ」と書かれていた。



最初デイゴの花かと思ったが、同じような色でもこちらは葉っぱだから違うようだ。



ところどころくるりと輪になる変な植物。



日本にもあるような可憐な花。これも熱帯低地の植物だそうだ。



破裂した瞬間みたいな花。総じて熱帯は赤い花が多いようだ。



温室最後はアンスリウム。友人AOTETSU氏が教えてくれた。(^-^;



温室を東側からドコモタワーを入れて撮る。



御苑の東端から葉を落としたプラタナス並木を撮る。ここは北側の並木で前回もここをアップしている。


 

こちらは南側のプラタナス並木。この独特の幹と枝が魅力的な木である。



前回も書いたが、ロンドンのリージェンツパークやグリーンパークのような雰囲気を感じる。



ここはフランス式整形庭園とイギリス風景式庭園の中間エリア。


 

わずかに咲き残ったバラがあった。春秋はさぞかし綺麗に咲いていることであろう。


 

イギリス風景式庭園あたり。都会の真ん中とは思えない広さで、しかもほとんど人がいない。



下の池付近。前回来た時は年末だったが、このあたりはモミジの落葉で真っ赤だった。



中の池越しにランドマークのドコモタワーを眺める。代々木には高いビルが無いのでよく目立つ。


 

中の池近くのレストハウスの横にあるケヤキの木。



中の池畔にあった奇妙に捻じれた木。



上の池と中の池の間にある旧御涼亭。明るく写ってはいるが実際はうす暗い。



旧御涼亭前の池。このあたりの庭園は手入れが行き届いている。



旧御涼亭西側の部分。内部には入ることはできない。



旧御涼亭入口脇の窓。何となく「躍」と「魚」は分かるが意味は不明。


 

正面からだと白飛びが激しいので、少し離れたところから全体を撮ってみた。



今度は西側から。屋根から空にかけて飛んだ部分の補正が醜いが、非常に撮りにくい建物だ。


 
 
池側からの旧御涼亭。前回は横位置をアップしている。この建物は昭和天皇に贈られたものなのでかなり古い。



新宿門への戻り道途中の三角花壇。この時期でも色とりどりの花が植えられている。


 

新宿御苑で今時分いちばん目立つ花はこのスイセンペーパーホワイトだ。



最後に日本のスイセンの花をカメラに収めて新宿御苑を後にした。


 今回は何となく花が撮りたかったので花だらけになってしまったが、温室内はマクロで、それ以外は16-35mmを使った。短い時間で1万歩近く歩くので、スペアのレンズは1本だけに留めるのがちょうどいいと思う。
鳥撮りに望遠ズームを付けた重さは、カメラに標準系のレンズプラススペア1本とちょうど同じくらいで、私の体力的にはこれが現在のベストであろう。以前、フルサイズに変わった時、5DMarkⅡに70-300mmLレンズを付けた時ともほぼ同じ位の重さだが、それ以前がもっと軽かったので、随分重く感じた記憶がある。
機材の軽量化はとりあえず一段落したので、寒い時期ではあるが天気はいいので、できるだけ外を歩いていろいろ撮りたいと思う。