妙義山へドライブ




 長かった猛暑が去って、ようやく過ごしやすくなったかと思いきや、今年の9月はあきの長雨がことのほか長く、せっかく花粉症のない9月だというのに、どこかへ写真を撮りにいく気分になるような日がほとんど無かった。
9月28日金曜日、長雨と台風の谷間の平日は晴天で湿度も低いという予報で、当初は久しぶりに電車に乗って鎌倉にでも行ってみようと思っていた。
当日、前日の予報が覆され、最高気温が27度と、街歩きするにはいくら湿度が低くても厳しい。私的には、街歩きの気温は24度以下と決めている。できれば、20度くらいだと汗だくにはならないので理想的ではある。
仕方なく、電車をあきらめ、車で出かけることにした。行先は流動的だが秩父方面のつもりで出発してみた。国道254号を北上して長瀞回りで秩父の羊山公園を目指していたが、寄居に近づいたあたりで、急に妙義山方面へ行ってみたくなり、140号に分岐せずひたすら254号で、藤岡、吉井、富岡、下仁田を経て、昼頃に妙義中之嶽神社前の駐車場に到着した。思ったよりも時間がかかってしまい、高速をケチったことを後悔した。


妙義山は、転勤で前橋に1年半住んでいた時に一度だけ家族で訪れ、金洞山のどこかの峰まで登ったことがある。
登り口の中之嶽神社がすでに611mあるので、1100mの金洞山は最高でも500mほどだから大したことはないと思っていたが、傾斜がきつくて途中で休みながらやっと登った記憶がある。当時はまだコンデジも無く、カメラ自体持参していなかった。今はフルサイズ機があっても、登る体力がないので、下から見上げるだけである。


群馬西部の妙義山は、耶馬渓、寒霞渓とともに日本三大奇景のひとつとされ、頂上がゴツゴツと尖ったいくつもの山の総称で、メインになるのは南側の金洞山と北側の白雲山で、他に東側の金鶏山や裏妙義の谷急山などがあり、上信越道の横川SAを過ぎて碓氷・軽井沢ICに至る区間では、左手に裏妙義の山々を展望することができる。


今回は、裏妙義の妙義湖あたりと、ついでに以前訪れた碓氷湖を徒歩で一周して帰途についた。



駐車場からの金洞山。20年近く前に一度頂上まで登った。


 

山はすっかり秋の気配で、あちこちでコスモスが咲いていた。



南西方向には、頂上が平らな荒船山が見えた。いずれ行ってみたいと思う。



金洞山の登山口になる妙義中之嶽神社。奥には妙なものが。


 

色が塗られ派手な表情の狛犬。犬と言うよりむしろ獅子に近いのではないだろうか。



入口からずっと見えていた日本一の大きさの大黒様。小槌ではなく剣を持っている。
2005年に制作・奉納とのことで、前回来た時は無かった。


 
金洞山はこの階段が登山口。見るからにきつそうな急階段だ。



中之嶽神社の社殿。縁結びのご利益があるらしい。



金洞山の東側にある山々の一番左側のトンガリが金鶏山だ。



金洞山の一部の頂上。けっこう植物が多いので紅葉するときれいだろう。



こちらも金洞山の一部。多くの頂上はロック・クライミングの技術が必要だ。



こちらは相馬山や白雲山の連峰。麓に妙義神社もあって高速のインターからも近い。


 
 
裏妙義、妙義湖の上流から相馬山や白雲山の裏側を展望する。



コンクリートのわずか2mほどの落差だが、水量があるのでなかなか迫力のある滝だ。


 
道が行き止まりになるあたりに見えた滝。近くでは見えない角度なので離れた場所から望遠で撮る。



裏妙義の西側にある鶴峯山は標高899m、やはりゴツゴツした山容である。



相馬山と思われる山頂付近の裏側。下に電線が入るので超望遠になってしまった。



堰き止めて妙義湖を形成している中木ダム。人もいないが鳥の類も見当たらない。



横川に出る手前の清流碓氷川。山はまだ緑一色だ。



前と同じ橋上からの反対側。逆光で見にくいが裏妙義連峰が連なる。



ついでに寄った碓氷川を堰き止めている坂本ダム。この辺の山もゴツゴツした山容だ。



ちょっと暑かったが碓氷湖を歩いて一周してみた。2か所に赤い橋が架かっている。



人も少なく紅葉にも早い時期だが、晴天だけでも満足できる風景だった。


 最近は、遠くまででかける気力が失われつつあるが、デジカメがなかった頃やまだフルサイズ機を持たなかった頃に行った場所に行きたくなってきた。本当は、フルサイズ機になって一度もでかけていない海外風景を撮りたいとも思うが、時すでに遅しで、今となっては金も体力も気力もないから、それらのある時にでかけて撮っていたのは正解だったかと思う。