大岡川と目黒川ウォーク




 今年の桜の開花は早かった。昨年は4月4日でも東京は満開になっていなかったが、今年は3月25日と1週間以上も早い。幸い晴天が続いてくれたので、写真を撮るには近年に無い好条件ではあったが、さすがに毎日桜撮りでは疲れてしまうし、今年は気温が高く連日の夏日を記録したほどである。


かねてから計画していた訳ではないが、ウエブページなどで桜の人気スポットランキングが出ていて、あるサイトによると、全国1位で東京1位は目黒川、全国6位で神奈川1位は大岡川プロムナードであるとのこと。
それじゃ、とりあえずその2か所を1日で歩いてこようと思ったのは3月26日のことであった。
ルートは、まず横浜へ行き京急の弘明寺から南太田まで歩き、南太田から移動して五反田から中目黒までというもので、以前は中目黒から池尻大橋まで歩いたので、いずれも初めて歩くコースである。
たった2か所であるが、それでも12000歩ほどになり、今の私にはこれでギブアップの歩数であった。



初めて降りた京急弘明寺駅。駅の西側はなだらかな丘が続いている。


 

弘明寺駅の近くに大きな桜の木があるのが目に付いた。



駅のすぐ東側に弘明寺があった。なかなか立派な本堂である。



境内東側にある鐘楼。まだ10時前なので逆光になった。



弘明寺の境内から階段を降りると、お地蔵さんが並んでいた。



本来はここが入口の山門を出る。



そのまま歩くと弘明寺かんのん通りという商店街が続く。



素朴な商店街には、ちょっとおしゃれなレストランもある。



商店街を抜けると大岡川に出た。明日が満開見込みだったので、まだボリュームが少ない。



大岡川のプロムナードは距離が短くてちょっと拍子抜け。



せっかくなので川面から枝を伸ばした桜を撮る。この日は16-35mmオンリーである。


 

川の真ん中の石に立ち、下流方面を見る。あまり桜の木が連なってはいないようだ。


 
大岡川の西側はずっと丘が続いていて、高い場所に民家が建っている。



川が大きく東にカーブするあたりには、川面に向かって長く枝を伸ばした木が目立ってきた。



歩道が狭い上に、そこに屋台を出しているから沿道は歩きにくい。



大井橋から歩いてきた上流方面を見る。桜はまだ7分程度だろうか。



沿道からの鶴巻橋。枝を伸ばした桜もあるが、対岸の方は寂しい。



ボリュームのある桜の木に近づいて撮る。こうでもしないと花の勢いが感じられないのだ。



そうこうするうち、終点予定のY校前の橋に到着。大岡川の桜は期待外れだった。



京急南太田駅の手前にある、常照寺の山門の背後が高架の線路であることに仰天。


 

山門をくぐった先に階段があり、重玄門があったが、本堂がさらに上の方なのでここで引き返す。



移動して五反田近くの目黒川。ここは満開の模様。上のガードは東急目黒線。



遊覧船が通る。この辺の目黒川は川幅が広く、水量もあって深そうだ。



目黒エンペラーが見えてきた。私らの世代は連れ込みという感覚だが、レジャーホテルと謳っている。


 
五反田寄りは桜が少なかったが、目黒駅近くになるとトンネルができるくらいの並木になってきた。



穴場だと思ったのはここ、目黒区民センター前である。



目黒区民センター側の桜は特に枝の張り出しが良く、それがびっしりと連なっている。



区民センター前からの上流方面はびっしりと桜が連なる。煙突は清掃工場だ。



シスターであろうか、立ち止まってじっと見ていた先はレストランのテーブルであった。



なかめ公園橋から、今歩いた清掃工場方面を振り返る。両岸から届きそうなほど枝が伸びている。



中目黒駅が近づく目黒川船入場で、川幅が極端に狭まり、このしばらく先から両岸の桜は重なるほどになってくる。




船入場から上がると、何とも形容しがたい風景があった。



船入場の対岸を中目黒側から眺めてみる。カルガモやアオサギが確認できた。



駒沢通りを渡ってアトラスタワー近くになると、桁外れに人が多くなってくる。



今回の終点は、2015年3月30日に来た時のスタート地点である。前回の方が咲きっぷりが良かったが。


 このまま池尻大橋まで歩こうか迷ったが、そこそこ疲れていたので無理をせずに切り上げた。平日月曜だというのに、中目黒駅前は想像を絶するような大混雑で、山手通りの交差点では警備の係員が声を張り上げて、人の流れを整理していた。前日の日曜がどれほど混んだかは、とても想像することができない。
中目黒駅に来た電車は、東上線直通で渋谷で座れたのでそのまま池袋まで行って乗り換えたが、渋谷同様にJRへの乗り換えは遠くて時間がかかり、あまり乗り換えたくない路線のひとつになった。


今回、全国レベルで人気の高い桜のスポットを歩いてみた訳だが、大岡川はまだ満開ではなかったことも含めてあまり魅力は無かった。両スポットの共通点として、大都市で駅近、川幅が狭く桜の枝が川面に伸びている、屋台やレストランなど食べ物飲み物が豊富という感じだろうか。私が感じた共通点は、桜といっしょに写るのが民家とビルばかりで、川の両岸はコンクリート、川の両側に土が無いので花も草も生えていない、川というより水路という感じで、桜のある風景としては単調で味気ない場所というのが正直なところであった。