試し撮りで川越散歩




 10月16日に、あらたにSONYα7RⅡボディを購入した。フルサイズ4240万画素機で、α7RⅢの前のモデルである。
旧型ではあるが、撮像素子自体は新型と同じで、画像処理エンジンの進化を除けば、バッテリーの強化やメモリーカードのダブルスロット化およびSDカードのUHS-Ⅱ対応、液晶モニターのドット数アップ、連写速度倍増、手振れ補正強化、タッチパネル等、実用面での改良だけの新型よりも10万以上安いので、コスパを考慮して当初から第一候補にしてあった。


この秋、NIKONとCANONが相次いでフルサイズミラーレス機を発売することになり、さらにPANASONICも参入することが決まっている。私も興味をもっていろいろ検討するだけでもと思って見ていたが、NIKONの上級機種Z7は、D850譲りの高画素機ではあるが、いかんせん価格が高くα7RⅡの倍以上であり、当分は高止まりのまま推移するであろうことから、選択の余地は無かった。もはやNIKONユーザーに復帰する可能性は無くなった。
CANONはとりあえず1機種のみで、スペックがほぼ5DMarkⅣと同様であるが、現在の常用機である6DMarkⅡと比べても得られる画像との差が無く、ボディ内手振れ補正の機能も無いので、本来ならレンズの互換性も考慮するとベストのはずなのだが、NIKON同様マウントが違うことで、既存の一眼レフ用のレンズはアダプターを介さないと使えないということになり、軽量のはずのミラーレスなのに、アダプターの重さを加算すると、6DMarkⅡと変わらない重量になってしまうので、何のために軽量化を目指して機材を変更してきたか分からなくなってしまうのだった。
もうひとつ、その軽量化のためには、新マウントの専用レンズを使うのが理想的であるが、どちらのメーカーも手頃な常用レンズが揃っておらず、一眼レフ用並みになるのは10年くらいかかるのではないかと思う。よってCANONも対象から外れた。


早くからα7RⅡをターゲットにしていたのは、SONYがこの夏からずっとキャッシュバックキャンペーンを続けていて、α7RⅡの場合は3万円も戻るのが魅力的であったこともある。さらに、SONYは唯一システムの情報公開をしていることで、サードパーティが参入しやすくなっていて、シグマ、タムロン、サムヤン、トキナーなど純正以外にも多くのEマウントレンズが発売されている。カメラだけでなくレンズでもボロ儲けしようという2社とは、この辺が根本的に違うことに好感がもてる。
とは言え、高画素のα7RⅡに対応する、軽量で安くて優れたレンズが少なく、当初はバリオテッサー24-70mmf4を候補にしていたものの、価格が突然1万円以上跳ね上がったのと、ツァイスブランドの中ではあまり評判が良くないらしいということもあり、結局購入に踏み切る気にならなかった。
タムロンの28-75mmや純正G24-105mmf4は品薄で、年内に手に入るかどうか分からないし、価格が高止まりのままで買い得感が無いということもあり、現時点では欲しいレンズは皆無ということになってしまった。
なお、α7Ⅱという選択肢もあり、レンズキットで実質11万円台というお買い得ではあったが、6DMarkⅡよりもスペックが劣ることもあり、どうせなら現行機材よりもはるかに高画素なものを選択した方が後悔しないと思ってα7Ⅲともども選択肢から除外した。


そんな事情もあったことから、やむを得ず、禁じ手ではあるがシグマのMC-11コンバーターを使うことにした。これは、シグマ製のキャノンEFマウントレンズをソニーEマウントに装着するコンバーターである。あくまでもシグマ製レンズのためのコンバーターなので、それ以外のレンズを装着した場合に正常な動作をする保障は無い。よって自己責任において使用せねばならないので、正常動作するかどうかは一種の賭けであるが、今回これを購入した。26,700円である。α7RⅡのキャッシュバックはこれに注ぎ込んだ計算だ。


そして、購入当日すべての所有レンズを担いでいつもの公園でテストを実行した。結果は、CANONの16-35mmf4と24-70mmf4はどの場面でも全く迷わずAFが動作し、100mmマクロとタムロン35mmf1.8と100-400mmは、場面によって時々動作不安定にはなるが、どうにかAFが合致してすべてシャッターを切ることができた。たぶん、比較的新しいレンズばかりだったからだと思う。口コミ等を見ると、動作しないのはけっこう古いレンズが多い傾向にあったと思う。
とりあえず純正のズーム2本が正常に使えるので、当分は同様のレンズを買わずに済みそうだ。ただ、コンバーターの重量を加算すると、6DMarkⅡとほぼ同じ重さになってしまうのだけは我慢せざるを得ない。


私は基本的にNIKONもCANONも嫌いであり、できればこの2社の製品は買いたくなかったのだが、ずっとフルサイズ機にあこがれていたので、D300のローバスフィルターへの油漏れトラブルで縁を切ったNIKON以外はCANONしか無く、2012年以降はずっとCANONを使わざるを得なくなってしまった。もし、この先レンズの軽量化ができるのであれば、SONYへの一本化もあるかもしれないが、まだ鳥などの動きものも続けてはいるので、両方使いながら検討していくことにしようと思う。


今回、試し撮りで川越市内を散歩したが、唯一ミラーレスでの問題が起きた。それは、撮像面へのゴミの付着に気付けないということで、一眼レフならファインダーを通してゴミの存在が分かるが、ミラーレスはEVFなので撮った後でないと分からないということである。ここにアップした画像にも写り込んだものがあるが、大半は削除してしまった。
まあ、試し撮りということでご容赦いただきたい。それと、ここでは900X600pixelの画像サイズしかアップしないので、自分で見る限り2600万画素でも4240万画素でも、画質の差はよく分からなかった。但し、最大サイズの画像をPCのモニター上で比べてみると、高精細さに明らかな差が認められたことを付け加えておく。



川越城本丸御殿。複雑な彫り物などの解像感はどうかと思ったが、このサイズでは分からない。



喜多院山門。人が多かったので屋根だけ。



喜多院鐘楼。今日のレンズはキャノン24-70mmf4L IS USMを使用。



正面からの仙波東照宮拝殿。ふだんは中に入れない。



裏手にある仙波東照宮本殿。真ん中の彫刻は、最大サイズにすると細かい部分まで描写が良好である。



拝殿を横手から見たところ。柵の上からモニターを見ながら撮影。



喜多院とは地続きであるが、こちらが本来の東照宮入口。



喜多院慈眼堂は、仙波東照宮を造った天海僧正を祭る御堂で、徳川家光の命で建てられた。



慈眼堂のある場所からの喜多院慈恵堂。今回は望遠側もなるべく使うようにしてみた。


 

慈恵堂を香炉越しに見る。



喜多院内の苦ぬき(釘ぬき)地蔵尊。



慈恵堂全景。背後が工事中でこの位置が限度。24mmでは入りきらなかった。屋根にゴミのボッチが付着。



いつも桜の時期に撮る多宝塔。今は花が何も無い。


 
天辺の相輪を眺めてみたところ。



喜多院の北側参道沿いの街灯と時の鐘風建物の蕎麦屋。



成田山川越別院の敷地内にあった不動明王らしき像。背後の電線がチョーうざい。



蔵づくり街並の手前にある蓮馨寺にやってきた。


 
本堂正面を少し拡大してみた。



蔵づくりの建物が並ぶ通りは、平日でもこんなで特に中国人が多い。



人が多いので建物の上の方ばかり撮っていた。



毎度おなじみの時の鐘。高画素でも何かパッとせず。



3月に来た時はまだオープン前だったが、営業中の川越スタバ。仲町にはコメダもできた。



路地裏にある川越スカラ座。いつ通ってもひとけが無い。



知る人ぞ知る太陽軒。大正ロマンの香り漂う西洋料理の店。一番安いランチで2500円。


 
以前入った蕎麦屋「百丈」。電線が多いので2階と3階だけ切り取り。


 
最後は川越市役所前にある太田道灌像を撮って撤収。


 最近川越を散策する時は、川越城本丸御殿の国道254号を挟んだ東側にある農産物直売所と兼用の、無料観光駐車場を利用している。中心部まではそこそこの距離があるので、街を一回りすると1万歩程度歩くことができ、運動も兼ねて写真が撮れるので大変ありがたい場所である。
最近は、鳥の撮影に飽きてきたこともあり、より街歩きの写真の方にシフトしていきたいと思っている。歳のこともあるし、いずれは望遠レンズも手放し、軽量コンパクトな機材だけで写真趣味を続けたいと思う。