片品川と吹割の滝




 10月8日は三連休の最後の日で、その夜O君に電話した。翌日も休みで珍しく四連休なのだとか。どこか出かけたいけど、翌日は終日曇りの予報なので、写真を撮るには芳しくないと思い、再来週にしようと言って電話を切った。


ところが、翌日起きたら予報が外れて晴れるらしい。すぐO君に電話して、急遽物見遊山に出かけることになった。方面は、前日の電話でO君が「沼田の方へ行きたい」と言っていたので、17号を北上しながら考えて、吹割の滝と沼田付近の散策ということにした。但し、夕方O君は人に会う約束があるので、それまでに帰着しなければならない。


途中渋川・伊香保ICと沼田IC間は高速を使った。国道だけだと時間がかかりすぎるのだ。吹割の滝に到着したのは12時少し前で、O君が調べてくれた蕎麦屋の砂利の駐車場に停めたまでは良かったが、肝心の蕎麦屋が無い。駐車場も本当にここでいいのかどうか分からないので、O君に探しに行かせたのだが、結局見付からなかった。
やむを得ず、別の店で蕎麦を食べたのだが、近年にない大外れの激マズで、いきなりの意気消沈となった。


吹割の滝は、高さが7m幅が30mのナイアガラのような形状だが、沼田市のホームページには「東洋のナイアガラ」などと書かれているほど大そうなものでもない。ただ、予想に反して珍しい形状の滝にO君が満足してくれたので良かった。
私がここに来るのは2回目で、前回は20年近く前に転勤で前橋に1年半住んでいた時だったが、自治体の管理するような駐車場が無く、分からずに土産物屋の所有する敷地に置いたようで、帰り際婆さんに追いかけられてあわてて逃げた記憶がある。
久しぶりに来てみたら、何といまだに300円だの500円だのとまちまちの料金だったり、無料な訳はないのに「無料」と書かれた土産物屋兼食堂の表示を多く見かけた。今回は、激マズ蕎麦屋に置いてもらったので無料であるが、まあ食事に駐車料が含まれているようなもんであった。


帰り道に、片品川に架かる二つの橋から、沼田側の険しい崖の続く河岸を眺めて、改めて川の流れが形成する自然の威力を感じたのであった。



いきなり何だよと言われそうだが、実はこれがO君が見付けられなかった蕎麦屋である。
国道側からだと獣道のようなところを入っていく。滝沿いの遊歩道を歩いていたら目に入った。


 

吹割の滝の下流側へ歩くと、川幅が狭まって片品川右岸はこんな岩肌が続いている。



落差はないが、幅が狭いので流れが急だ。



遊歩道は幅がこんなで、三脚を立てるのが困難なほどで、危険極まりない。



滝ではないが、少し落差のある流れを撮ってみる。



上流に戻って、吹割の滝の全景を入れてみた。右奥が最大落差である。



前の画像の右手、川の左岸から見た吹割の滝。



滝の上は広い浅瀬だが岩がゴロゴロしている。この先は真ん中で川が分断されている。



下流から見えていた吊り橋を渡って真ん中の島に向かう。


 
左岸の崖の上には建物がある。展望台になっている売店らしいが、ここから見た後では怖くて絶対行けない。



川の間の島には浮島観音堂がぽつんと建っている。



右岸に渡る橋の上からの上流側。緑色の流れが美しい。



こちらは下流側。上に遊歩道があって、右奥に吹割の滝がある。


 
沼田へ戻る途中の道の駅。タイトル不明の裸の女性像。



こちらは望郷の湯という施設。定休日だったが、廊下のどこからでも池が眺められて、田舎にしてはスゴイ場所だ。



下久屋町というところに架かる片品川の橋。上流側を見ると、すぐ先のところから泥水が流れ込んでいる。



こちらは下流側。泥水のせいで、清流片品川が濁流になっている。



車を停めるのに立ち寄った公民館には、教育委員会の軽トラが停車中。何で軽トラなのか?



間に関越道を挟んで次の橋の下流側の眺望。崖はなくなってきたが、川はまだ岩が露出している。



この橋は上流側に歩道が無く、さっきの橋より通行量が多いので、ここでUターン。



昭和村側には雨風凌げるバス停があった。冬はこの辺までよく雪が降るのだ。



のどかな昭和村の民家では熟した柿が鈴なりになっていた。左は土蔵だろう。



車を停めさせてもらった昭和村のふれあい館からは関越道の高架橋が良く見えた。


 昔、車で新潟に出張した帰り道、沼田をすぎてこの高架橋上を走ると、上流側に見事な河岸段丘の風景が現れ、いたく感動したことをよく覚えている。この先、赤城山の西側のゆるい坂を下り、渋川の手前で渋川から前橋の市街地がパッと現れると、長い高速ドライブから戻ってきた実感が湧いたのであった。