12月21日にタムロン35mmf1.8のレンズを購入した。純正の35mmf2と最後まで迷ったが、性能の割に安い方に軍配が上がった。ビックカメラのポイントを使ったので4万円弱であった。
思えば、マクロ以外の単焦点レンズを買うのは、フィルム時代のMCロッコール200mmf3.5以来ではないかと思う。成田で1989年前後に撮影した旅客機の画像はそのミノルタのレンズで、カメラはSRT101だった。


今回は、先日のカメラ買い替えに次いで、機材軽量化第二弾のレンズ軽量化でもある。山手西洋館や夜景撮影では、どうしても高感度にしないと撮影が難しいので、画質がその分低下せざるを得なかった。今後のために使いやすい画角で明るく軽量のものが欲しかったのだ。軽量だけなら純正の方が335gとタムロンよりも145gも軽いのだが、レンズ性能が明らかにタムロンの方が上なのに、2万以上高いのが気にくわなかった。


タムロンのレンズは、NIKON D300の時に、ポルトガル旅行で多用した10-24mmが期待を裏切らないレンズだったこともあり、それから9年経ってよりいいレンズを出すようになったと思う。フルサイズになってからは、今まで純正のレンズばかり使ってきたが、重量の関係もあってもう既存の純正レンズで欲しいものは無いので、安価でいいサードパーティ製レンズを使っていきたいと思っている。


今回は、その35mm単焦点だけで散歩し、近くていつも歩いている上野・浅草近辺でいろいろと試し撮りをしてみた訳である。栃木生まれの者にとって、一番近い東京の観光地は上野・浅草なので、このエリアだけは何度訪れてもいい場所だと思っている。



まずは上野公園を歩く。年末なのにまだ赤く色付いた葉が落ちずにいる。



花園稲荷神社入口。そういえばここ数年この鳥居は撮ってなかった。



ここは上野精養軒の入口で、店の看板も手前にあるのだが、何故か敷地内に寛永寺の鐘楼がある。



東照宮入口の山門の天井を写してみた。絞り開放、ISO 100でも1/40秒で撮れた。



上野東照宮本殿。以前横と縦で正面から撮ったが、今回は少し左に寄ってみたが、大して変わらないか。(^-^;



絞り開放で至近距離の絵馬を撮り、背後の東照宮のボケ具合を見てみた。まあ、こんなもんか。


 

五條天神社の建物の屋根の上の飾りを撮ったつもりだが、35mmでは遠すぎたかな。



どこか室内の展示物を撮りたいと思い、下町風俗資料館に入ってみることにした。


 
大正時代の東京の下町にあった大店の花緒の製造卸問屋の店先。



奥山商店の帳場のようす。絞り開放、ISO 800で1/50秒前後でシャッターが切れている。



大店と言っても、商品の花緒の種類はそんなに多くはなかったようだ。



こちらは昭和30年代の民家の台所。私の子供の頃もこんな感じで、ガス給湯器は無かった。


 

民家の居間。テレビがあるから少なくとも昭和28年以降で、私の家も同様だった。


 
民家の裏口には必ずと言っていいほど牛乳受けがあり、親が不在時の鍵の隠し場所でもあった。



子供の頃にお世話になった駄菓子屋。私は母からもらった昼飯代をくじにつぎ込んで、結果栄養失調になった。



銭湯の入口。私の記憶では、番台は外ではなく、内側にあって背を伸ばせば女湯が見えた。(^-^;
とは言え、私が初めて銭湯に行ったのは、大学に入学して伯父の会社の一室に住んだ時である。



最後は、元祖長屋のおかみさんたちの井戸端会議の会場である。



不忍池の南西側にある滝(?)を1/20秒で撮って手振れ補正のテスト。



隅田川沿いを歩きたくなり両国で降りた。旧安田庭園から見えた公会堂の建物はもう無かった。


 

旧安田庭園の小さい橋の向こう側に行こうとしたら、ズルッと滑って危うく転倒しそうになった。((+_+))



隅田川テラス沿いには、近辺の小中学校の卒業記念のアートが飾られている。


 

蔵前橋をくぐる。このまっ黄色の橋桁は、道路を歩いているとほとんど見えない。



厩橋から駒形橋にかけては屋形船がたくさん係留されている。私も1回だけ乗ったことがある。


 

駒形橋の橋の裏側のようす。鉄骨も着色と形である意味アートになる。



吾妻橋が見えるあたりに休憩所(?)があった。雨宿りはできない。



近頃塗装修理の終わったアサヒビールのオブジェ。



吾妻橋を渡っていると、浅草に到着する東武のスペーシアが通過していった。



東武浅草駅前に和装のカップルが。最近浅草ではよく見かけるがほとんどが外国人だ。


 

神谷バーの壁には明治から続いている電氣ブランの写真がある。



浅草寺に到着。35mmなので、母子地蔵の前からだとやっと宝蔵門が収まるくらいだ。



宝蔵門の提灯だけを入れてみる。何しろ周りは人がいっぱいなのだ。



本堂は宝蔵門からでないと全体を入れるのが困難。



鳩ポッポの歌碑の存在に初めて気付いた。


 

本堂内部のお札お守り販売窓口。偶然お守り見本の背景と同じ紫色の服の女性が入った。



ご本尊前の賽銭箱には参拝者がいっぱい。さぞかし儲かっていることであろう。



本堂内でもISO 200程度で撮れるが、念のため800に上げて天井画を撮ってみた。


 
本堂の金色の装飾のある扉。近くに寄って取っ手も撮ったが、マクロのような感じにはならない。



本堂前のようす。逆光と線香の煙のせいで靄ってしまっている。


 
何度も撮っている五重塔だが、この場所からがいい。シャープな写りも満足だ。



商店の裏手を歩いて、参道と交差する脇道に面した店のショーウィンドウを撮ってみた。



参道沿いの商店は、早くも正月用の飾りがたくさん並んでいる。



今回の終点は雷門だ。歩道が狭くて全体が入らないので、横からの画像になった。


 今まで24-70mmが常用レンズだったので、35mmだとすっきり収まらない場面がけっこうあったが、単焦点なのだから仕方ないと思う。街歩きのスナップなら、概ねこれ一本でもいろいろ撮れるし、室内撮影などでもISO 800程度でほとんどの場面が撮れた。6DMarkⅡの高感度画質ならば、フルHDサイズで見てもほとんど画像の崩れを感じることはないであろう。
新しい機材を手にするとやたら写欲が湧いてくるのは、たぶん誰しも同じだと思うが、寒さでそれが消えてしまわないよう、またあれこれ撮り続けてみたいと思う。