宝登山から浦山ダム




 2月17日は数日前から晴天の予報だったので、いつものO君と長瀞の蕎麦を食って、宝登山近辺を散策することになっていた。
さいたま市から一般道で長瀞までは2時間弱で到着する。予定していた上長瀞駅前には11時ジャストの到着で、蕎麦屋が開店したばかりであったが、混雑を避けるためいつも早めの昼食にしているので毎度のことである。
昨年11月の紅葉シーズンにひとりで来た時は、どの店も順番待ちの列ができるほどの混雑であったが、この時期は閑散としていて、時間が早いせいもあってか我々以外の客はゼロであった。蕎麦のレポートはO君にまかせているのでそちらをご覧いただきたい。


食事後に宝登山神社を見て、ロープウェイで宝登山に登ったのだが、寒気の影響で雪が降ってきたのは予想外であった。風も冷たく、歩き回っても体は全く暖まらないほどである。その後、美の山の展望台、浦山ダムを見学して帰途に就いた。帰り道でも我々を追いかけてくるかのように、寄居あたりまで雪が降っていた。同じ埼玉でも、平野部と秩父地方とではかなり気候が変わるのが良く分かったドライブであった。



宝登山麓の宝登山神社。なかなかハデで立派な鳥居である。


 

階段を上がって社殿を見る。色彩の鮮やかな彫刻だ。



お寺と違って神社の装飾は、色彩的に中国のものと通ずるものがある。


 

おみくじを縛り付けるのはどこも同じだ。たがここには「女」という字が見える赤いおみくじが混ざっている。


 
本殿の方に回るとまだ雪が残っていた。



宝登山神社は、三峯、秩父神社と並んで秩父三社のひとつだということである。



標高差236mをロープウェイを使って5分で昇る。前方は長瀞の街である。


 

この時期はロウバイと梅の両方が見られる。ただ、梅はまだ3分程度だろうか。


 

低い雲で霞んでいるのは長瀞ではなく皆野町の親鼻地区の街並だ。



ロウバイの向こうにいる人たちは、ハイキングのジジババ集団である。雪が舞っているのがかすかに見える。


 

山頂近くの宝登山神社の奥宮。シンプルな造りの山小屋という感じ。



奥宮前の売店ではたき火を囲んで休憩できるが、雪と風でとても座っていられる状況ではなかった。



梅やロウバイの他にもこんな花が咲いていた。調べたらマンサクの花の一種のようである。



こちらの植物の名前はいろいろ調べても分からず。誰か教えて。
と書いておいたら、花に詳しいAOTETSU氏が「ミツマタ」だと教えてくれた。
なるほど、枝の先が三つに分かれているから間違いない。(@_@。


 

フクジュソウも開花していた。小さくて黄色の鮮やかな花だ。


 

ロープウェイで降りる前にロウバイ園方面を眺める。真ん中の白いモヤは雪である。



ロープウェイ下にあった不動寺。誰も居らず静まり返っている。


 

ロウバイが枯れた後のようだが、元ロウバイの花であったとは思えないグロテスクな姿だ。



宝登山から美の山の展望台へ移動。こちらは北側の眺め。下はアジサイが植えられている。



去年の6月の同じ場所の風景。色彩がまるで違う。



美の山南側展望台からの南側の風景。武甲山や秩父市の市街地の拡がりが望める。



まだ時間が早いので浦山ダムへ。こちらは堰き止めてできたさくら湖の眺め。


 

ゆで卵を半分に切ったようなオブジェがあった。



ダムの反対側を見ると脚がすくんでチビリそうになるほどの迫力。


 
ここのダムはエレベーターで下に降りることができる。もちろん無料だ。
ダム上からの階段には雪が残って今は使えない。



はるか下に見えた川もすぐ下になった。高低差156mは重力式コンクリートダムでは日本で2番目の高さである。



ダム下に車で来てエレベーターで上に昇ることも可能。
ダム上にはレストランや子供の遊具まで置いてあるので家族連れでも楽しめる。


 最後の浦山ダムはレストラン2階にギャラリーなどもあって、秩父地方の4つのダムの写真展をやっていた。
夜にはライトアップしている時期もあるようで、神秘的な夜のダムを撮った作品もあり、夜景撮りも上には上がいるもんだなと感心した次第である。


有名な観光地の少ない埼玉県だが、これから春になると秩父地方は桜やカタクリ、ミズバショウなどの花が見られる場所もあるので、時期を逃さぬようまた訪れてみたいと思う。