榛名山ドライブ




 恒例O君と行く蕎麦食い物見遊山ドライブであるが、前回8月に赤城山に行ったこともあり、次は榛名山と決めてあったのだが、今年の10月は雨が多い上に台風が二度も襲ってきて、O君の休める限られた平日の天気が悪く、先延ばししていたらとうとう11月になってしまった。まあ、この時期なら紅葉も拝めるしと思ったまでは良かったが、結果的に榛名山はそれほど紅葉のポイントが無く、ちょっと期待外れではあった。
帰りに水沢観音にでも寄ろうと思ったのだが、O君が突然アレルギー性鼻炎になったこともあり、ほとほどの時間で切り上げることにしたので、榛名山近辺以外の物見遊山は無かったのが、写真も若干ネタ不足となってしまった。それにしても、つい先日まで毎年1か月以上もひどいブタクサ花粉症に襲われて引きこもりになる私なのに、その時期以外では急な温度差や気圧差があっても、まったく鼻に異常が起きないのも不思議なものである。


ルートは大変分かりやすく、単に17号を渋川まで行って、一本道の伊香保温泉経由で榛名湖畔に至る道を、ただ単純に往復するだけで片道3時間程度であるが、私が前橋に住んでいた2000年頃には、まだ17号の第二バイパスである上武道路は、今の北関東道の伊勢崎インターあたりまでしかできていないので、前橋市街を迂回する機能は無かった。まあ、17年も経っているのだから完通していて当たり前かもしれないが。(^-^;



伊香保温泉から榛名湖に至るルートに1か所だけある展望台。真ん中の木がいつも邪魔をする。


 

展望台のすぐ下方に見える伊香保温泉。前回来たのは前橋から埼玉に引っ越した後の頃だ。


 

正面の幅のある連峰が赤城山。前橋から見える山容とは少し異なる。



子持山の背後には谷川連峰、三国山、苗場山の方まで眺められる。



榛名湖畔にあるゴンドラで榛名富士(1390m)の山頂まで行ってみる。


 

榛名富士山頂からは麓から通じる道路や、渋川側の二ッ岳、相馬山などが見渡せる。



南の方にカメラを向けると、はるかかなたにわずかに富士山の姿を確認できる。



ゴンドラ乗り場から30mほどの標高差の階段を昇るのだが、これが案外きつくて息が切れる。



ここが榛名富士山頂で、富士山神社という崩壊寸前のお社が建っている。



山頂からの戻り道にわずかに紅いのを見付けたが、モミジではなくドウダンツツジである。



ゴンドラで降りる時、高い窓からノーファインダーで榛名湖を撮った。これ以外榛名湖を上から撮る方法は無い。



榛名湖の対岸に移動し、さっき昇った榛名富士を眺める。湖畔の木々の色はどうもいまいちである。



同じような構図になってしまうが、今度は上下に草木を入れてみた。



榛名湖畔は赤城大沼とは比較にならないほど、商店やホテルなどが立ち並んでいる。


 
縦位置の榛名富士も1枚アップしておこう。個人的にはシンプルでいいと思っている。(^-^;



湖には白と黒のスワンのボートが仲良く浮かんでいる。



1本だけグラデーションの鮮やかな木があったので、無理やり榛名富士と絡ませてみた。



榛名湖を四分の三ほど周回したあたり。この辺には少しだけ紅葉したモミジが見られた。



それでも圧倒的に黄かオレンジの木々が多い。


 

このあたりはずっと奥まった場所なのだが、おしゃれなホテルやフレンチレストランまである。
同じ群馬の山上湖なのに赤城大沼湖畔の寂れ方との落差は一体どうしてなのだろう。


 
榛名湖を一周して、ビジターセンター前の申し訳程度のモミジを榛名富士をバックに撮る。



ボート用桟橋の向こうに見えるのが、榛名連山最高峰掃部ケ岳(1449m)である。



我々が若い頃泊まったような、今時随分ボロいバンガローだなとO君と笑いながら帰途に就くことにした。


 長い道のりでひまな時間が長いので、O君とは何故に赤城と榛名ではこんなに観光事業の落差が大きいのかを真剣に討議してみた。その結果というか、今となっては私だけの主観かもしれないが、
①高速道路のインター名が「渋川・伊香保」であるように、榛名湖の手前には名湯伊香保温泉があるが、赤城大沼のルート上には何も無い。伊香保に来た人がついでに寄るのは99%榛名湖であろう。
②渋川・伊香保インターからのアクセス道路が、伊香保まで整備されていて榛名湖までも割と走りやすいが、このインターから赤城山に行くには、くねくねした道を抜けて前橋からきている赤城山への一本道に入る必要があるが、観光客の主たるエリアは東京なのだから、高速インターから最短アクセス道路を造らなかった行政(たぶん 前橋市)の判断が要因だったのではないかと思う。
③赤城山には榛名富士に匹敵するような山容の山が無かった。しかも、山頂に登れるゴンドラなども設置していない。この段階で、観光地としての将来性は完全に明暗分かれたのだと思う。


でも、ひねくれた私のような人間から見ると、あまり開発されなかった赤城大沼のあたりの方に魅力を感じる。ゴンドラが無くて山の上には行けないが、覚満淵のような自然の残る散策路が整備されているのが高ポイントである。
今月は紅葉の時期であるが、観光地や人がたくさん集まる名所ではなく、それほど見事ではなくてもいいから紅葉の写真が撮れる、そんな穴場を探して紅葉の写真を楽しみたいと思っているのだが、それがなかなか見付からない。
このままだと、また吾野の東郷公園に3年連続で行ってしまいそうで、少々焦り気味である。