3年ぶりの羽田空港




 羽田空港に足を踏み入れるのは2013年12月以来3年ぶりである。と言っても、以前からヒコーキを撮影しに来ていただけで、羽田空港からヒコーキに乗ったことは一度も無い。行くところが無いのである。
仕事の出張は新幹線か車、家族旅行もほとんどが車であったので、私の息子は小学5年の時に乗ったスーパーひたちが新幹線だと思ったそうである。それまで普通電車以外乗ることが無かったからだ。その2年前に、福島空港から千歳空港に飛んだ時、離陸の滑走の加速に仰天して、危うく気絶しそうになったのには慌てた。


今回11月3日に訪れたのは、天気のいい休日であったからである。せこい話だが、モノレールで浜松町から空港までは490円、単純往復で980円かかり、国際線や第一ターミナルで下車すると、隣の区間でもまた160円かかる。
土日祝だと1日乗り降り自由で700円のフリーチケットがあって、貧乏な私には昼飯代が浮くほどの差額になる訳だ。

で、撮影については画像とともにコメントしようと思うが、正直撮影がしにくくて結果も良くなく、やっぱり羽田空港の展望デッキからの撮影は、よほど近くからヒコーキを撮影したい場合以外いい結果にはならないことを再確認した。
羽田空港は、そもそも成田などと違って空港外周が海なので、船にでも乗って撮らない限り特にD滑走路などは撮影しにくい。せいぜい城南島からか浮島公園からの離着陸機撮影で、こちらは風向きによって離着陸方向が変わるので、最近はこの2か所だけで撮っていた訳だが、もしかしていいショットでもと思ったのだが、まあ自分の撮影の下手さ加減を棚に上げて言うのもなんだが、ターミナルからならコンデジでもいいくらいだと思う。実際、今回の撮影ではパナソニックのミラーレスの画像もかなりある。
空港は、ヒコーキの写真を撮るのではなく、ヒコーキに乗るためにくるべきなのである。



10時少し前に第一ターミナルの展望デッキに到着して最初に撮った画像。ブリティッシュ・エアが離陸のために
D滑走路の向かうところだが、実はモノレールが国際線ターミナルに到着する時、すでにスポットを離れているのが
見えていた。成田では何度も撮っていて珍しくもないのに慌てて撮るのはバカである。しかも逆光なのに。



ここが第一ターミナルの展望デッキ。ワイヤーのフェンスの隙間の幅が狭すぎてレンズが通らない。
無理やりワイヤーの間に突っ込めば撮れないこともないが、以前のレンズはこれで傷だらけになった。



前の画像のフロアからさらに階段を昇ると、少し広い展望デッキがあるが、360度見渡しても直下が見えず、
第二ターミナル方面向こう側のC滑走路もはるか遠くてヒコーキは豆粒である。



では第一ターミナルには何しに来たのかというと、北風時のA滑走路の着陸が撮れるからである。
ただ、画像のように午前中からもう逆光で午後も正面に太陽が来て、終日こんな画像しか撮れないのだ。


 

第一ターミナルから国際線ターミナルを眺めてみる。正面のスポットはJALとANAばっかり。
外国機は正面左手奥か、右奥に新設されたスポットに着くので展望デッキから撮ることはできない。


 

滑走路の端から海に向かって伸びている橋のようなものは、ヒコーキがこれを目印にまっすぐ滑走路に
進入しているかどうかが分かるように設置されている。画面左下のもやもやは、たぶんワイヤーが写ったものだろう。



スターフライヤーのエアバスとJALのボーイング機、ちびっこ同士で競争しているようである。


 

いつの間にか、ソウルからのアシアナ機が着陸してスポットに向かい、奥の方からはタイ航空機が
離陸の準備を終えてプッシュバックを開始し、これからD滑走路に向かうはずである。



第一ターミナルから2駅戻って国際線ターミナルにやってきた。3Fフロアは、以前には無かった
何やらつり橋を渡ってでもいるかのような装飾になっていた。



こちらも以前にはなかったお江戸日本橋の浮世絵。こういうのを外国人は喜ぶのだろう。



相変わらず何も買いたいとも食いたいとも思わない江戸の街風ショッピングアーケード。



こちらはひとつ上の4Fのショップ街。このフロアから展望デッキに出られる。



展望デッキに出てみたら、エバー航空のキティちゃん塗装が到着したところだった。



最新型のボーイング787は新しいだけあって、見た目にもなかなかかっこいい。


 

ヒコーキの先端下部に「787」という表示があるが、これは別にこの機がボーイング787だという訳ではない。
実は機体番号の一部でJA787Aという番号のボーイング777-300ER機である。



国際線ターミナルは、まだ早朝深夜便が多く、近い国でも到着がこの時間以降になるので、さっさと切り上げ、
最後の第二ターミナルに向かうことにした。第二を最後にしたのは、3か所の中では一番撮りやすいのと、
帰りのモノレールの始発駅で確実に座れるからである。



モノレールが出てすぐ、国際線ターミナルのビルを過ぎた直後、スポットの東の端のところに、
大韓航空、ルフトハンザ、アシアナの3機がいるのが見えた。



第二ターミナルに到着すると、どうやらC滑走路からの離陸がけっこう多いようなので、
まず遠くに見えるゲートブリッジが入るように撮影することにした。



同じJALの同型機になってしまったが、同じ地点で撮っても、向かう空港によって搭載燃料も違って
離陸の際の重量が変わるから、滑走距離も違ってきて離陸のタイミングが微妙に違ってくる。


 

第一はJAL、第二はANAのターミナルなので、第二に近いANAの方が多く離発着する。



同じ場面を4枚も続けてしまったが、前3枚がボーイング777だったのに対して、
こちらはボーイング787でちょっとだけかっこいいのであえてアップした。



同じ場所から今度はスカイツリーをバックにした画像を続けることになるが、実はほとんど失敗である。
画面の右下に空港の照明塔が入ってしまっていて、これが実に見苦しい。翼が重なってトリミングも不能だ。



次はボーイング777で、照明塔が入るわ、スカイツリーの天辺が切れるわで以外にウマく収まらないものなのだ。



かっこいいアシアナのエアバスA330であるが、またもや照明塔を入れてしまった。
実は、撮影していても、いちいち画像をチェックしなかったので、照明塔が入るのに気付かなかったのだ。



離陸の合間に、同じ滑走路に着陸機がやってくる。第一ターミナルよりも光線の具合はいいのだが、
第一よりも少し距離が遠く、その分排熱での空気のゆらぎが画質を低下させてしまう。


 

小型機は軽い分離陸滑走が短いので、ゲートブリッジの上の方まで上昇してしまっている。



大韓航空機の真ん中にスカイツリーが入ったのに、またもや照明塔が翼にかかっている。
たぶん、照明塔を避けるには展望デッキを50mほど左の方に移動すれば大丈夫だったと思う。



離陸の瞬間のJALの向こうに遊覧船が来ていた。いい場所だが、光線は逆になる。
今はヒコーキ撮影専用のチャーター漁船まであるらしいが、そこまでして撮るもんか疑問である。




もう一度船をバックに撮ってみたら、ヒコーキはこんなに上がってしまっていた。
速度は落としているものの、滑走路近くで停船してくれている訳では無さそうだ。

以前、横浜でいつもの大桟橋に接岸できない豪華客船を撮りたくて船に乗ったことがある。



ルフトハンザ機は、スカイツリーを過ぎたあたりの画像にしてみた。
成田ではこういうアングルでのヒコーキが撮れないので、あえてここで撮影する人もいるようだ。



ボーイング787の旋回アングルもここならではかと思う。収穫は前のとこれくらいか。



これは機体自体がピシッと決まり、光線の具合もいいのであえてアップした。(^-^;



はからずも最後に1枚だけ照明塔が入らないスカイツリーがバックの画像があった。
ただ、このショットはスカイツリーができた時から何度も撮っているので、特別なものではないのが悲しい。



最後に時々よく分からないこんな機体もやってきますよということで。


 結局、ほとんど以前から撮っていたのと同じようなものを、500回以上シャッターを押して持ち帰った次第である。
何が楽しくてこんな同じようなヒコーキ写真を撮ってるんだろと言われそうだが、ヒコーキにしても鉄道にしてもマニアはみなこんなことをやって楽しんでいる訳なのだ。まあバカでなければ、いい齢こいてこんなことを続けられないのかもしれない。重い望遠で撮る体力が続く限りは、またどこかでヒコーキを撮り続けることだろう。