深谷・行田の名所めぐり




12月25日は快晴だが、風速10mもの強風の中、国道17号を北上して、かねてより見学したいと思っていた深谷と行田のあたりの名所めぐりに行ってきた。と言っても10時に着いて14時には立ち去るという本当に駆け足で、深谷駅以外は車が無いと行くのに不便なところだけに限定した。
埼玉の人なら誰でも知っていると思うが、「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一は、現在の深谷市血洗島という一度聞いたら忘れられないような地名の場所で生まれた。それ故、生誕地近辺には渋沢ゆかりの建物や資料館などがあちこちにあり、一度は来てみたいと思っていた。
桜の時期に何度か訪れた王子の飛鳥山には、渋沢が東京へ出てからの住居があったことから、やはりいくつもの渋沢ゆかりの建物や資料が残されており、二度ショートトリップの記事に画像をアップしている。
今回、方向の勘違いで渋沢の生家は訪れることができなかった。まあ、深谷まで車で2時間ほどだから、また出かける機会があると思うので、その時改めて見学できればと思っている。


 

始まりはJR深谷駅。こちらは南口から見上げた駅舎。乗換駅でもないのに立派すぎ。


 

駅舎の南側真ん中にある改札口。緑色の駅名看板もレトロでいい。



ことらは先程の反対側。ここからはもう下りホームがすぐ近くに見える。



こちらは北口に出たとろからの眺め。手前のマスコット・キャラは「ふっかちゃん」だそうだ。


 
北口ロータリーの中にある渋沢栄一像。青淵は渋沢の雅号である。



深谷駅南口そばの滝宮神社。左は神楽殿。駅前なのに静かな空間だ。



誠之堂は世田谷区から移築された渋沢ゆかりの建物。国の重要文化財に指定されている。


 
 
誠之堂内部のようす。真ん中奥に渋沢のレリーフがある。



このドアの奥は小さな小部屋で、婦人客の化粧直しの場所だったそうだ。



誠之堂の奥にあったステンドガラスのひとつで、右側真ん中にいるのが渋沢だそうである。



誠之堂は、渋沢の喜寿の祝いに贈られたレンガ建築で、外壁に「喜寿」の文字が刻まれている。



誠之堂の屋根の風見鶏は、方向が英語でなく漢字で作られているのがユニークだ。



誠之堂を反対の西側から眺めたところ。


 

誠之堂の隣にある清風亭。こちらは渋沢の後任の第一銀行頭取佐々木勇之助の古希祝いに贈られた建物。



内部はほとんどワンフロアで、広々としている。


 

いかにもレンガ建築全盛期らしいデザインだ。渋沢は自動レンガ製造工場も立ち上げた。


 

渋沢栄一記念館。館内は資料が多く、解説員の方が丁寧に説明してくれた。


 

記念館の裏手の円柱に囲まれた場所に渋沢像があった。教えてもらわなければ見過ごした。(^-^;



渋沢記念館の近くには、渋沢の従兄で恩師の尾高惇忠の生家もあった。



時間が無いので外から見ただけだが、奥のレンガ造りの蔵が目を引いた。



車を飛ばして行田市街に入り、忍城跡に来た。至る所に松の木が植えられている。



城跡だけかと思っていたら、ちゃんと立派な城が存在していた。


 
植木の手入れの車が邪魔なので、城全体は西側に移動して撮った。



城の北側には堀と橋もあっていい感じだが、太陽が城の真後ろにあるので撮りにくい。



忍城址の隅の鐘楼は、見えにくかったので外に出て撮影。



忍城址と国道を挟んで反対側に忍東照宮があった。参拝者以外はこの先立入禁止らしい。



行田と言えば古墳だ。こちらは二子山古墳。見た通りの名称だ。



さきたま古墳公園の敷地内にあった銅像。誰なのか調べたけど分からず。



ここには大きな古墳だけで9つもあるそうだ。前方は稲荷山古墳。



丸墓山古墳。人が登っているのが見えたら、私も登りたくなった。



古墳の天辺はただの平らな場所で、木が数本あるだけだった。



先程の稲荷山古墳は、高いところから見ると、見事な前方後円墳であることが分かる。



行田の市街地の方を見ると、先ほどの忍城が小さく見えていた。


 都道府県魅力度ランキングでは、最下位から数えた方が早いポジションの常連である埼玉県であるが、実際住んでみると、私の生まれた栃木県、転勤で9年いた茨城県、同じく1年半の群馬県の北関東と比べると、東京から30kmくらいしか離れていないので、いろんな面で便利だと思う。
仕事を辞めて写真ばかり撮るようになってからは、埼玉西部の山々、各地の史跡など、他の都道府県と同様に充分写真の対象になるものがたくさんあることが分かった。私が一番気に入っているのは、有名観光地が少ないので、平日ならばどこに行っても空いていることだ。今回の渋沢記念館や誠之堂などでも、訪問者の記帳では私だけであった。
もう老後を他の場所で過ごす予定も無いので、今後も埼玉のまだ訪れていない写真の撮れる穴場的観光地を見つけ出していきたいと思う。