中間平と八丁湖




 11月も中旬に入ると、低山や平地でもモミジが赤く色付いているのが目に付くようになってきた。行きたいところは数多けれど、関東平野の真ん中に住んでいると、比較的低い山でも1時間以上車を走らせないと到達できない。
11月17日、天気は雲ひとつ無い快晴、渋滞も無く片道2時間ほどの寄居の中間平へ行ってみることにした。ここは春秋に猛禽類の渡りが見られるポイントらしいが、昨年訪れた時は鳥もおらず、紅葉したモミジも数本しか見られなかった。
今回、遊歩道を歩いていくと、あるわあるわ延々と紅葉したモミジの木が続いているのを見て、昨年来た時に一体どこを見ていたのだろうと、自身の被写体探しの能力の無さをしみじみと自覚するのであった。ただ、訪れる人が少ないので、メインの遊歩道を外れた狭い歩道に入ると、進むたびに蜘蛛の巣が頭に絡まって閉口した。


中間平が予想外の収穫だったので、欲張らずにあと1か所と思い、帰り道の吉見町にある八丁湖に行ってみたら、ここも予想外の紅葉と黄葉を見ることができた。湖畔ではこの日から3日間、夜間のライトアップや臨時の屋台などが出るようであったが、人出の多さは長谷寺のライトアップで懲りているので私には縁のないイベントである。


なお、今回の画像では、陽の当たり加減でいまいち鈍い色のものとか、色を濃くするとちょっとは見栄えがするのに、禁じ手にしていた彩度アップを施した。NIKONの頃はよくやったが、Lightroomになってからは「自然の彩度」しか使わないようにしていたが、「彩度」の方のスライダーを上げるとより派手になるので、遊び心で色付けしてみた。




川島の町民の森でトイレ休憩。イチョウの木の上をヒコーキが通過していた。


 

中間平へ行く途中道に迷っていたら、踏切があって、埼玉のJRてて゛唯一の非電化八高線の気動車がやってきた。



中間平緑地に到着。かなり葉が落ちたようだが、まだ紅葉は見頃だ。


 

あずまやのあるこのあたりのモミジが真っ赤に色付いている。


 

元画像が冴えないので、二重に彩度を上げてみた。


 

こちらもモミジの葉が赤潰れしない程度に彩度アップ。


 

あずまや付近の横に張り出したモミジに陽が当たってあざやかだ。



あずまやの中から眺めてみる。日向と日陰で色が極端に差が出るのが分かる。



ワイドで撮っても、画面全体を覆うほど拡がりを見せるモミジの木が多い。


 

向こうに見えるなだらかな山は、長瀞の北側の山々だと思う。


 
展望台近くにあったグラデーションのきれいな木。ちょっとだけ彩度を上げた。



こちらも真ん中のモミジが鈍いので、あえて彩度を強めにした。



風の具合なのか、このあたりに多く落ち葉が吹き溜まっている。



赤くならずに落ちてしまった葉っぱは、まだ枯れずに形状を保っている。



背後が明るいので元は真っ黒だったモミジの葉だが、彩度MAXてて゛こんな風になった。



ところ変わってこちらは吉見町の八丁湖。背後の鈍い葉の色を無理やり濃くしてみた。



八丁湖は湖岸に沿って一周できるが、陽の当たる北側のモミジがあざやかだ。


 

奥まったところには、湖に突き出した遊歩道もある。


 
遊歩道の先端からは、湿地帯に生えているモミジの木が見えた。



鳥居の先には、黒岩横穴墓群があるが、距離が分からないので行かなかった。



鳥居の少し先が広場になっていて、ここのモミジの大木は逆光で撮ると迫力がある。



遊歩道の戻り道、あずまやのあるあたりの紅葉は見事であった。



あずまや付近から、湖を回る戻り道の方を眺める。



真っ赤なモミジもいいが、3色グラデーションのモミジもいいもんだ。


 
駐車場脇にあったイチョウの木。電線と民家と金網のフェンスを避けたのでこんな構図になった。


 今回は、事前に何も調べずに出掛けたので、期待した以上にきれいな紅葉を見ることができたが、それほど名所と言われる場所でなくても、けっこう山にはモミジの木がたくさんあるものだと感じた。埼玉では長瀞が名所だが、人が多くてその割にモミジの紅葉自体はさほどでもなく、また中津峡はあまりに遠く時間がかかる割に、山肌以外にはモミジが少なく、いずれも期待外れだっただけに、タイミングの問題もあるのだろうが、地元の人しか知らない場所でもまだまだ紅葉のきれいなところがあるのだなと実感したのであった。