紅葉探しのドライブ




 11月3日に羽田空港でヒコーキ写真を撮って、何か物足らない感じで帰宅した翌日、この日も前日同様天気は快晴であった。前日の羽田へは公共交通で行くことにしてあったので、この日は車で紅葉探しのドライブをするつもりでいた。


後で分かったのだが、この日高崎線は信号ケーブルの切断事故でほぼ終日運転できず、上野・東京ラインも湘南新宿ラインも運休して朝から大混乱であったようだ。1日ずれていたら、私も巻き込まれるところだったが、実は影響の無いはずの車ででかけようとしていた私にも影響はあったのだ。


前日までは紅葉探しの予定でいたのに、朝になったら前日のリベンジで成田空港へ行きたくなり、予定は変更にしたつもりで国道16号バイパスに出ようとしたら、いやその前に駐車場から幹線道路に出ようとしたら、17号バイパスに向かって延々と車が繋がっていたのだ。変だなと思い、私が目指すのは16号と17号が合流するジャンクションの交差点なので、何とか走ってみたところ、こちらもとんでもなく長い渋滞になっているのが分かり、これはここに住んで以来初めて経験する異常な状況であることを察するとともに、成田行きの中止を即断して、当初の予定通り紅葉探しに再変更となったのである。
ところが、方向の違う17号バイパスのバイパスである上尾道路に出たところ、こちらもとんでもない渋滞になっていて、次の信号まで我慢して左折し川越に至る街道に入ってようやく渋滞が解消した。この間約30分で、8時すぎに出発したのに、川島町に入った頃はもう9時近くになっていた。


この渋滞は、おそらくJRの不通を車で代替えしようとする人たちが原因だと思う。こういうことがあるから、電車の情報は必ず見てから出掛ければいいのに、前日も思い出したのがPCの電源を落としてしまってからであった。事実私は、
8時46分発に乗る予定だったのに、来たのは遅れていた8時22分発の電車であった。これからどんどん耄碌していくのだろうが、認知症にだけはなりたくはない。


さて、あわてて変更した紅葉探しはどんな結果になったのやら、画像とともにコメントしたいと思う。



とりあえず寄居町の南側にある中間平(ちゅうげんだいら)に行ってみた。どこかのサイトの情報では
春と秋には時々猛禽類の渡りが見られ、寄居の街や高崎の方まで眺望できるとか。
でも、写真のようなしょぼい展望台はあつても人っ子ひとりいない寂しい場所であった。


 

眺望といっても寄居の荒川右岸だけで、市街地の左岸は全く見通せないのでがっくり。



わずかに数本モミジの木があったので、一応紅葉見物はできたけど、全くの期待外れのスポットである。



中間平から山道で秩父に向かって降りてきたら、道沿いにモミジが赤く色付いているお寺があった。



けっこう立派なお寺なのでしばし見学。ここは秩父札所一番の四萬部寺(しまぶじ)なのであった。


本堂正面を見る。かなり年季が入ってそうな造りだ。それもそのはず、建立は1697年だそうだ。



山門脇のモミジもけっこういい色に染まっている。それほど山の中でもないのに。


 
本堂裏手の斜面には水子地蔵が安置され、背後のモミジがなかなかいい感じに紅葉している。



本堂の裏手全体を眺めながら寺を後にした。予定外の名所に出会えるのはうれしいもんだ。


 
秩父市内に入り、道の駅秩父でコンビニパンの昼食にしようと思ったら、けっこうな渋滞にはまり、
おまけに道の駅のパーキングも満車状態で、やむなく我慢して街を抜け、武州日野にある
道の駅あらかわまで行ってパーキングで昼食にしていたら、偶然にSLに遭遇した。
たまたま駐車場所が線路際だったので、あわててカメラを取り出してバシバシ撮影したが、武甲山がバックに
写ったこの画像がベストであろうと思う。焦ったせいか、拡大するとどの画像もブレていたのには参ったが。(^-^;



SLが名残惜しいので、2駅先の終点三峰口駅へ車を飛ばしたら、すでに到着していた。
発車はしばらく先のようで、先発のやたらめったらペインティングされてる電車が出発していった。



SLはすでに客車から一旦離れて、方向転換してから客車の前に繋ぐはずだが、
しばらく停車しているので、乗客やら鉄道マニアやら私のような通りがかりの爺いなどで人だかりができていた。



すぐそばに行ってもOKなので、石炭を補充する様子を見ていたが、これがなかなかきつそうな作業のようだ。



時間も時間なので、当初の目的地で初めて訪れる中津峡に向かい、30分ほどで川沿いの道に入った。
山の真ん中あたりにゴツゴツした岩肌の露出したところが多く、なかなかの迫力である。


 
山の上部はもしかしたら前の画像と同じかもしれないが、かろうじて入る谷川が見える。



しばらく走ってもみな同じような感じの山が続き、天気がいいので山自体はクリア写る。


 
モミジのありそうな斜面を見るが、ポツンポツンという程度であまり多くないのが残念。



ほとんどは路駐で撮ったが、一か所だけパーキングと売店のある場所があった。



モミジらしき木をアップにしてみるが、さすがに400mmレンズで撮る感じではなかった。



売店の脇にモミジの木があったが、陽が当たらないので暗く、画像処理でどうにかやってみた。


 
売店近くの道路脇に、ちょっとしょぼいが2段になった滝があった。



陽の当たっていない部分は真っ暗になってしまうが、画像処理で強引に明るくしてみると、
意外なことに鮮やかではないけれど微妙な色のきれいな木々になる。



ほとんど同じ場所で撮った陽の当たっている山の色は前の方と同じくこんな感じ。


 
 
24mmでは山の上から谷川の水面まで入るシーンを探すのが一苦労だ。16mmくらいのワイドが欲しい。



似たような山の斜面ばかり変わり映えしない画像ばかりだが、途中の分岐から中津川集落を過ぎ、
すれ違いできないほど狭い道を走って、埼玉県森林科学館なる施設のある「彩の国ふれあいの森」までやってきたが、
この先は何も無さそうだし、時刻も2時頃なのでここで折り返すことにした。
頂上の見えている山々をいくつも撮ってみたけれど、地図を見ても名前はひとつも載ってなかった。(^-^;



帰り道、特に岩の露出した絶壁があった。陽が全く当たっていないので画像処理で明るくしてみた。
SLを撮った時もそうであったが、山の日陰、日向のシーンを撮る時は、白飛びを抑えるために、カメラの設定で
高輝度側諧調優先にしているのだが、まるで効果の無いすさまじい白飛びに仰天してしまった私である。
SLの場合は黒い車体で測光するので、真っ暗にならないようカメラの判断で周囲を真っ白にしてしまうのだ。
デジカメの進歩は著しいが、まだまだ画像処理ソフトは必須のようである。




川だけを撮ってみたが、水がきれいでゴツゴツした岩の間を流れるのはけっこう様になるようだ。



帰り道の途中、国道140号の迂回も兼ねて秩父ミューズパークに寄ってみた。
駐車場の脇にあった葉の大きなカエデの木が日差しを浴びて真っ赤に輝いていた。


 
カエデの木のそばにあるよく分からないオブジェ。前に行った展望台にも変なのがあった。



前の画像のカエデの葉はこなに大きい。幅で15cmくらいだろうか。



TVでやっていたが、秩父ミューズパークの今の見頃は3kmも続くというこのイチョウ並木だ。



青空をバックにイチョウの葉を撮ると、黄色のコントラストが際立つ。



トンガリ屋根の建物は実はトイレである。入口のドアが電動で開閉する最先端のテクノロジーが使われている。



最後に鮮やかなカエデの葉を撮って帰途につくことにしよう。


 予定がコロコロと変わってしまったが、ミューズパーク以外は初めて訪れたところなので、またひとつ埼玉の見聞が拡がってうれしい限りである。ただ、さすがに中津峡まで行ってしまうと、もう訪れていないめぼしいスポットは無くなってきたのではないかと思う。あえてまた埼玉の紅葉探しをするならば、奥武蔵の山々から東郷公園、鳥居観音、名栗湖から
浦山ダムあたりにかけてかなと思う。
いずれにしても、11月いっぱいはまた紅葉探しを続けたいと思っている。