足利と栃木で紅葉狩り




 2年前の11月下旬に、栃木市に住む友人J君の案内で、山奥の蕎麦屋と足利を案内してもらったが、その時のもみじ谷と鑁阿寺の紅葉が実に感動的で、また行きたいと思いつつも昨年は機会が無く、今年は準備万端整えて出撃することになった。
と言うのは半分ウソで、実は出掛けた11月16日は、いつものO君と埼玉西部をドライブすることになっており、天気次第ではまた足利行の機会を逸するのではないかと思い、当日の朝に急きょ変更して足利へ行くことにしたのであった。
出発は8時半、私にしては珍しく午前中の時間節約のために高速道路を使うことにした。久喜インターから足利インターまで順調ならたったの30分で行ける。料金は1530円かかるが、一般道で3時間近くかかってはすぐ日が暮れてしまう。
そこまでして足利へ行きたい理由は二つある。ひとつは紅葉の撮影だが、2年前は天気が悪そうだし帰りは飲み会もあるので軽装にしようとAPS-Cサイズ撮像素子のEOS Mに22mmの単焦点のレンズだけしか持っていかなかったのだ。今回はフルサイズの5DMarkⅢに24-70mmがメインで、ついでに望遠ズームとマクロまで持参していたが、こちらは出番は無かった。交換するのが面倒だからである。(^-^;
もうひとつは、いつもO君といっしょの時は蕎麦屋で昼食にしているが、もみじ谷近くの織姫神社の階段の途中にある蕎遊庵(きょうゆうあん)で食べたかったのだ。この店、蕎麦以外の天ぷら等はやっていない一本筋の通った経営ポリシーで、食べログランキングでは地域1位、栃木県でも3番目にランクされている。


前回よりも11日早く、時期としては紅葉真っ盛りのベストなタイミングなのだが、実際に撮影してみて予想以上に適正露出でもみじの木を撮るのが難しいことが身に染みて分かった。私のように測光は評価測光オンリーでフォーカスは中心のピンポイントだと、ピントを合わせた場所によって盛大に白トビ黒ツブレを起こすので、あとで何とか画像補正処理で修復するのが大変である。風景写真はじっくりと構図を決めて、露出やピントに気を使って撮影すべきだとは思うが、どうにも面倒でバシバシ撮ってしまうが、まあこれが性分だから仕方ない。



足利のもみじ谷に到着。看板のある場所を撮ったが、元画像は右下が真っ黒で文字が読めないほど。



もみじは光の当たる裏側から見ると真っ赤になるが、下手をすると逆光になってまともに太陽を見てしまう。



真ん中にちょこっとせり出している葉がきれいである。これ位の赤さが適正かもしれない。



もみじ谷は最初のカーブがあるこの場所がもみじの木の集中地点になっている。



目でみると赤や黄色が彩やかなのだが、全体を撮るとがっかりするほどごちゃついた絵になってしまう。



真上を向いて撮ってみた。黄色が目立つが、これらすべてがモミジの木である。



前回も撮った石碑の建つ場所。今回は紅葉が盛りで落ち葉が少ないのでちょっと雰囲気が違う。
前回の記事はこちら



最初のカーブの突き当りにある2本のもみじの木。重ならない木同士の方がキレイだ。



カーブして坂を下りたあたり。もみじの木は道路を挟むように植えられている。
前回は落ち葉がいっぱいで、素晴らしい眺めだったが、手前上の方はまだ緑が濃い状況。


 

最初のカーブの場所を上から見る。落ち葉が無いといささか寂しい感じになった。
この場所はこの時間帯には太陽が正面に来るので、コントラストが激しすぎて仕上げにくい。



少し高い遊歩道に登ってみると、もみじが整然と植えられているのが分かる。
もみじ谷の紅葉は素晴らしいのだが、より時間をかけて撮影ポイントを探す必要を痛感した。




前の画像は南の方面だったが、こちらは足利の北の方角の市街地。



車はもみじ谷の近くに路駐して、歩いて織姫神社まで降りてきた。


 
織姫神社は市街地からは長い階段を昇るのだが、我々は階段を下って蕎麦屋へ向かう。



蕎遊庵到着。ここはそば教室もやっていて、店内には道具が山と積まれていた。



私もO君も田舎そば大盛750円也を注文。太くて固く、栃木県育ちでないと分からない素朴に美味いそばだ。
むかし友人と食べに行った栃木市の鳥おかの先代のそばがこれによく似ていた。今は全く違うが。



昇って蕎麦屋へ来る場合は、下の鳥居の先からこのくらいの高さの階段を覚悟すべし。変わった立地である。




蕎麦屋の前のもみじの木のせり出しているがキレイであった。



帰りは路駐した車まで昇りが続く。神社の石段を昇り切るとすぐベンチが置いてある。



もみじ谷から鑁阿寺へ移動。今度はトリコット会館跡地の無料駐車場に停めたが、地元の人は
鑁阿寺の境内に停めているようである。さすが地域に根差したサービス満点のお寺だ。

今回は正面の楼門ではなく、裏手の門から入ることになった。



鑁阿寺の境内は広々としているので、前回歩かなかったエリアも歩いて撮っておくことにした。



後ろにある御霊屋が見えなくなるほど枝を伸ばしたもみじの木。


 
一切経堂の手前のもみじはオレンジ色に見える。光の加減かもしれない。



多宝塔をバックに撮ったもみじの木。いろんなパターンで撮ったがなかなか難しい。



こちらは広場の真ん中にあるイチョウの木。前回は地面が見えないほどの落ち葉があった。


 

再び多宝塔を入れてイチョウだけを写してみた。やはり紅葉プラスアルファが欲しい。



続いてしまうが、今度は後ろの大イチョウにもピントが合うようにした。絵葉書になったか。


 
 
多宝塔を別の方向からもみじとイチョウを入れる。この塔を撮っていると我を忘れる。



時系列なので少し多宝塔を離れて楼門(山門)をあえて逆光で。



また戻って一番もみじの密集しているあたりから多宝塔を見る。


 
 
もみじの真っ赤な色が分かるように、上の真ん中下の部分に近寄ってみる。



また多宝塔を離れ、鐘楼脇のグラデーション彩やかなもみじを撮る。



またまた戻ってもみじのウエイトの高いポイントから多宝塔を写す。



あえてもみじだけの多宝塔を部分撮影。多宝塔の写真はこれにて終了。(^-^;


 

一番ステータスの高い本堂は大イチョウから見るのが良さそうだ。



名残り惜しくて鑁阿寺の楼門から路地を眺めてみた。


 
何屋さんだかの看板。調べたら、うさぎやという洋服の仕立て屋さんらしい。



前回入らなかった足利学校。今回もここまででUターン。この先は有料エリア。



入らなかった代わりに歩道橋の上から足利学校の内部の建物を眺める。



駐車場に戻る途中、再び鑁阿寺に侵入して本堂の瓦を撮る。真ん中のは鬼かな。



足利学校に入らなかった分時間ができたので、293号で栃木市の太平山へ向かった。
途中、山にめり込んでいる建物を写しておいたが、出流原弁財天らしい。



栃木市の太平山に到着。謙信平のもみじの木は爆発的紅葉状態である。(^-^;



南側に面しているので逆光だが、その分葉っぱが明るくなる。



太平山では黄色のもみじが足利よりも多く、赤と黄が半々のバランスのようだった。



太平山はもみじ谷と同様に、プラスアルファで写し込むものが無く、ひたすらこんな画像を撮った。


 時刻はまだ15時半だったが、帰りは一般道なので早々に切り上げ、のんびり走って帰途についた。歳のせいで、最近は1日200km運転するのがしんどくなってきた。まあ写真を撮りながら12000歩も歩いているし、疲れるのは当たり前だとは思うが、数年前ならこのまま夜景も撮って帰るほど貪欲に行動していたように思う。


さいたま到着後、最近はO君と夕飯を食べて帰るのだが、大戸屋の定食が意外なほど美味くて値段も手頃なので、いつも香味鶏から揚げ定食に決めていたが、今回は初めて鴨なべ定食にしてみた。煮汁は美味かったのだが、鴨肉はちょっとパサついた感じだが、鴨なんばん蕎麦の鴨肉もこんな感じだったように思う。
で、鴨肉とは言うが、何の種類の鴨なのか分からないので調べてみたら、合鴨が一般的らしい。合鴨とは、マガモとそれを家禽化したアヒルとの交雑交配種の鴨でこちらは食用になるが、カルガモとアヒルの交雑交配種の合鴨はアイガモ農法に使われるようだ。まあ、そこいらにいる野生の鴨でも、食って食えないこともないだろうなどと、しょうもないことを書きつつ今回の記事を終えることにする。