ヘラサギ



 へラサギはコウノトリ目トキ科に分類される鳥で、体長85cm翼開長は125cmあり、アオサギよりもやや小さいくらいの大きさである。日本のほとんどで飛来の記録はあるそうだが、かなり希少だそうで、つい最近までこんな名前の鳥がいることすら全く知らなかった。
それが、11月下旬に私もたまに行く川越市の伊佐沼に飛来したとTVで放送されたものだから、当初は野鳥ファンで大騒ぎになっていたらしい。と言うのは、伊佐沼は今は水が少ないので水鳥の採餌にはいいが、岸から遠いエリアに干潟ができていて、写真を撮るのにはかなりの望遠が要るから、自分のレンズでは無理だろうと思って一度も見に行かなかったのだ。

昨日、いっしょにカワセミを撮っていた人が、まだ居ますよと言うので、撮影はダメもとでもせめて双眼鏡でお姿でも拝めればと行ってみたところ、意外や意外、ぶっといレンズをズラリと並べたおっさんたちが見ているすぐ近くで、まるで上野公園にいるコサギのごとく岸の近くの水底の泥をせっせと漁っていたのだ。距離の最短10mもなかったのではないだろうか。


サギの名称が付いているが、一般的なサギはコウノトリ目サギ科に分類されるので、サギというよりトキに近いのか、はたまたペリカンにも似ているような感じがする。まあどちらにしても、希少な鳥を撮ることができていい年末になった。



こんなに大砲レンズを据えたおっさんが来るのは初めて見た。



水底を漁ったのち突然嘴を上げると、小さい魚が嘴の間で踊っていた。


 

ヘラ状の嘴を正面から見るとこんな感じ。サギ類の嘴とは全然違う。



体をブルブルすると、全身がモコモコしてきて全然別の鳥みたくなった。



正面から大口を開けたようすはかなりブサイク。



やはり横からの方が凛々しい姿だ。



こちらに歩いてきたと思ったら、突然飛び上がった。近過ぎて収まりきれず。



あわててシャッターを押し続けたが、近い写真はみなピンボケ。この後また戻ってきた。